イラクのシャハリスタニ石油相は30日、外資導入の対象となる油田と天然ガス田、
計8カ所を発表した。
イラクは世界第3位の石油埋蔵量を有する。戦後復興を急ぐ同国は外国石油会社への
油田開放により原油生産能力を2013年に現在の8割増となる日量450万バレルに
引き上げる計画。すでに日本企業4社を含む外資が応札資格を得ており、
イラク参入をめぐる競争が本格化する。
外資導入による油田開発は03年のイラク戦争後初めて。対象となるのは
北部の主要油田キルクークや南部の大油田ズベイル、ルメイラなど油田6カ所と、
西部のアッカスなど天然ガス田2カ所。イラク石油省は事前審査で絞り込んだ
41社を対象に09年3月までに入札を実施、落札企業と同年6月までに契約する。
イラク戦争で低迷した同国の原油生産量は同250万バレルまで回復。
既存油田の老朽化した施設の設備改修で同50万バレルの短期的な上積みを
めざしているが、さらに引き上げるためには新規油井の掘削など本格開発が
不可欠だ。
ソースは
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080630AT2M3001W30062008.html 依頼を受けてたてました。