飛騨牛の偽装問題で、岐阜県養老町の食肉卸小売業「丸明(まるあき)」の吉田明一社長(65)らが
従業員らに対し、肉質等級の偽装を隠蔽(いんぺい)するよう、非公開の話し合いで指示して
いたことが25日、わかった。この話し合いは21日、本社事務所であった。従業員らの話など
からは、実弟の吉田太郎・養老町議と丸明の高木晋吾・広報担当が、偽装問題を追及する
マスコミをかわす「作戦」を従業員に懸命に指南する姿もうかがえる。(大内奏)
主なやり取りは次の通り。
従業員 「このままだと、新聞を見た人に、僕らが勝手にやったと思われている。何らかの形で
訂正してほしい」
吉田町議 「新聞社の前で言ったって、良くは書かない。だから社長と会って、納得して
くれればありがたい。新聞は悪く書こうとしている」
従業員 「マスコミに対してどう言えばいいか」
吉田町議 「偽装はしていないと言ってくれ。何が悪い。そういう風に言ってくれればいい」
従業員 「公の場で、(社長に)従業員がやったと言われている」
吉田町議 「兄貴も(偽装指示を)認めている。みんなのためにどうさせてもらおうか。
マスコミがついて回るから、別の場所で仕事をしてもらってもいい」
従業員 「その場限りだとマスコミも下がらない」
高木広報 「(23日からの)来週、農政(農林水産省岐阜農政事務所)に『問題ありません』という
資料を提出する。『問題ない』ということになれば、マスコミにも問題ない資料が出せる。
その間は家にいてほしい。少なくとも1週間ぐらいで問題はなくなる」
吉田町議 「みんなに迷惑をかけたことは分かっている」
吉田社長 「マスコミなんて1週間か10日たって、事件にならないと思えば終わりだ」
▽News Source asahi.com 2008年6月25日19時50分
http://www.asahi.com/national/update/0625/NGY200806250006.html ▽丸明
http://www.maruaki.net/ ▽関連
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http://news24.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1214000150/