TKX(大阪市天王寺区、山崎弘志社長、06・6768・0681)は、太陽電池用
シリコンウエハーのスライス加工能力を増強する。国内外の太陽電池各社の積極的な
設備投資に対応し、08年末までに津里工場(滋賀県湖北町)にシリコンをスライスする
ワイヤソーなどの設備を導入する。09年初めにはフル稼働する見込みで、全社で
月産1700万枚と約15%の能力増となる。投資額は30億円から35億円と見ている。
05年に稼働した津里工場では現有するワイヤソー5台に加え、今秋から順次、16台を
導入する。既存の建屋に周辺設備や排水処理設備なども整備する。人員も新たに採用した。
津里工場の生産能力は月産約330万枚となる見込み。
今回の設備投資で、ウエハー受託加工事業の最大の拠点である長浜工場(同長浜市)のほか
湖北工場(同湖北町)、虎姫工場(同虎姫町)を含めて保有するワイヤソーは100台を超える。
これらの3工場ではフル生産状態が続いており、津里工場の増強で全社の生産能力は現在の
月間1500万枚前後から同1700万枚となる。
TKXは世界最大のウエハー受託加工会社で、単結晶や多結晶シリコンのインゴットをスライスし、
洗浄したうえで太陽電池各社に供給している。既存顧客である国内の有力パネルメーカーに加え、
海外顧客からの引き合いが増えていることに対応。04年から07年にかけて3工場を新設するなど、
段階的に生産能力を拡大してきた。
ソース:
http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK200806240007.html 関連スレ:
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