三洋電機や京セラなど電機、機械、電子部品大手は夏至の21日と、北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)初日の7月7日、
本社や工場を含む全国の看板・ネオンを一斉に消す。環境省が2003年から呼びかけている消灯キャンペーンに賛同する形だが、
環境貢献度の高い企業であることをアピールする狙いもある。キャンペーンをきっかけに消灯活動を恒常化する動きも出始めた。
≪CO2削減アピール≫
三洋電機は、大阪府守口市の本社ビルや岐阜県安八町の太陽光発電施設「ソーラーアーク」など42カ所で、
通常は点灯している午後6時から同11時まで一斉に消灯する。
同社によると、今回の取り組みで二酸化炭素(CO2)排出量を約4トン削減できるという。
京セラは、京都市伏見区の本社ビルの看板照明など、13カ所で午後8時から2時間実施。
最もたくさん電力を消費する六本木ネオン看板(東京都港区)は、2時間で84キロワット時の節電効果がある。
オムロンは京都市下京区の本社ビルや工場など約15カ所で、午後7時から3時間にわたって消灯する。
本社ビルでは、社名看板や植樹のライトアップなどを一斉消灯し、3時間で40キロワット時の電力を削減する計画だ。
ロームは京都市右京区の本社ビルの社名ロゴを消灯。クボタも全国5事業所で実施する。
一方、松下電器産業は、かつて環境省の消灯キャンペーンに参加したのをきっかけに、
日常的に事業所の社名看板や街頭のネオン看板を点灯しない活動を展開しており、
「21日と7月7日には特別なことはしない」(コーポレートコミュニケーション本部)予定。2008年度は日没後、
176カ所で点灯していない(大阪府門真市の本社などは午後8時まで点灯)。これにより1年間に144万キロワット時の電力と、
630トンのCO2を削減できる見込みという。
また、シャープは、今年のキャンペーン参加をきっかけに、
21日から大阪市阿倍野区の本社など全国の事業所・販売会社93カ所すべてのライトアップを午後8時に一斉消灯する活動を恒常化する。
環境省の消灯キャンペーンは今年で6回目。大阪城天守閣(大阪市中央区)など全国で過去最高の約6万6000施設が参加し、
186万キロワット時の消費電力削減が見込まれている。
□ソース(フジサンケイビジネスアイ)
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200806210043a.nwc □関連スレ
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