【半導体】"シリコンアイランド九州"の地図、塗り替わる--大手メーカーの拠点再編と高付加価値製品化 [06/20]

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1ライトスタッフ◎φ ★:2008/06/20(金) 22:35:01 ID:???
九州の半導体メーカーの生産体制が高付加価値製品にシフトしている。集積回路(IC)の生産の
うち特定用途向けが3割を超えて上昇傾向にある一方、単価下落の続くメモリーの割合は低下。
九州に半導体工場が進出して40年がたち、設備の老朽化やグローバル化から大手メーカーによる
拠点再編が相次いで、「シリコンアイランド九州」の地図を塗り替えている。

九州経済産業局のまとめたICの生産動向によると、昨年後半以降は付加価値の高い特定用途向け
「セミカスタムロジック」が生産額全体の30%を超えている。05年には20%前後だったが、ゲーム機
向け需要が伸びたことを受けて生産額が拡大した。デジタルカメラ向け画像センサーを含む
「その他のMOS(モス)型」の出荷額も堅調で、今年1―3月の出荷額は3年前の同時期より約6割
増えた。

一方、韓国や台湾での生産が拡大して単価の下落が続いている「メモリー」は一ケタ台で低下傾向。
一般電気機械など向けの「線形回路」も05年には15%前後だったが、このところ10%台前半で推移。
九州の半導体生産は比較的単純な製品がじわじわと低迷する半面、高付加価値品が全体をけん引する
傾向が強まっている。

国際競争が激化するなか、九州の生産体制の変化は大手メーカーの拠点再編も促している。

九州と山口にあるNECエレクトロニクスの子会社3社が4月に合併し、新会社のNECセミコンダク
ターズ九州・山口(熊本市)が発足。以前は工程で会社が分かれていたが、一貫生産体制を整えた。
車載用ICが好調で、ダイハツ九州(大分県中津市)に近い大分工場(同)で設備を拡充。
「市場拡大が見込める分野には事業のスピードを加速する」(中島俊雄・NECエレクトロニクス
社長)。50人程度を新たに雇用する予定だ。

ソニーは先端半導体設備を3月に東芝へ売却。九州では長崎県諫早市と大分市の工場を売却した。
ソニーは需要好調な画像センサーに生産を集中。ソニーセミコンダクタ九州(福岡市)の熊本テク
ノロジーセンター(熊本県菊陽町)では画像センサーの増産に向けた設備投資が進んでいる。

三菱電機は4月、熊本工場(熊本県合志市)と敷地が同じルネサステクノロジの熊本工場を110億円で
買い戻した。好調な電力制御用の半導体事業を拡充するのが狙い。一方でルネサスは熊本中心に
生産していたフラッシュメモリーの事業から撤退。両者が得意分野への選択・集中を進める中で、
譲渡が決まった格好だ。

◎ソース 日経
http://www.nikkei.co.jp/kyushu/news/200806200000001145.html
2名刺は切らしておりまして:2008/06/20(金) 22:40:27 ID:+GnE7cZU
宮崎沖電気も忘れないでください。
3名刺は切らしておりまして:2008/06/20(金) 22:44:37 ID:U+JzwLg0
シコリアン ランドかと思った
4名刺は切らしておりまして
九州の土壌がやせていて有機物がほとんど含まれておらず、シリコンだけで出来ているといっても過言ではない。
だからシリコンアイランド。