業務用エアコンに 廃食用油の精製油
デンソー実証実験
デンソーは19日、廃食用油を精製したバイオ燃料を使う業務用エアコンの実証実験を、愛知県刈谷市の本社で始めた。
灯油を燃料とし、圧縮機の動力源にディーゼルエンジンを使っている現行の業務用エアコンを改良したものだ。
燃料は社員食堂から出た廃食用油を社内に設けたプラントで精製したバイオ燃料を使う。
エアコンが排出する二酸化炭素(CO2)の排出量を削減するのが目的だ。
バイオ燃料を使い続けてもエアコンが故障しないかといった点などを検証し、2010年の商品化を目指す。
商品化が成功すれば、バイオ燃料を使う業務用エアコンとしては世界初の快挙だという。
この改良エアコンは本社にあるデンソー製品のショールームに設置した。
灯油を燃料とする場合よりも、CO2排出量を9割減らすことができるという。
改良エアコンの価格は、灯油を燃料とする現行機種とほぼ同額の280万円程度になる見通しだが、別に精製プラントが必要になる。
ttp://chubu.yomiuri.co.jp/news_k/ckei080620_3.htm