インド準備銀行(中央銀行)は11日夜、政策金利である翌日物のレポ金利
(市中銀行への貸出金利)を緊急に0.25%引き上げ8%にすると発表、
即日実施した。レポ金利の引き上げは昨年3月以来1年3カ月ぶりで、
足元の急激な物価上昇に歯止めをかける狙い。
インド準備銀は同日の声明で「目下の経済・金融環境を考慮し、インフレ期待を
抑えるために直ちに適切な行動をとることが必要だ」と指摘。
7月末に予定する定例の政策決定会合を待たずに利上げに踏み切った理由を
説明した。
インドの直近の卸売物価上昇率は前年比8%を超える。
今月4日には政府がガソリン小売価格の約10%引き上げを決めており、
物価は今後も上昇が見込まれる。
市場では今回の利上げ後もインド準備銀は金融引き締め姿勢を続けるとの
観測が強い。
ソースは
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080612AT2M1201712062008.html