精密機器製造のリコーエレメックス(名古屋市)は9日、ディーゼル車向けの
燃料噴射装置「コモンレール」の部品を増産する計画を明らかにした。
2年間で17億円を投資し、岡崎事業所(愛知県岡崎市)内に生産ラインを作り、
トヨタ自動車グループ系の部品メーカーに納入する。
主力のOA機器はアジアやヨーロッパ向けが好調だが、ガスメーターは更新時期が
終わって需要が低迷する見通し。自動車部品を新たな事業の柱とするため、
大幅な設備投資をする。
同社はこれまで、岡崎でガス・水道メーターや防衛機器を製造していた。
メーターのラインの合理化を行ったことで、850平方メートルの空きが
できたため、新たに自動車部品のラインを作ることとした。
自動車部品は恵那事業所(岐阜県恵那市)で作っている。納入先が愛知県の三河地区に
なることから、岡崎事業所の活用を考えた。恵那、岡崎両事業所を合わせ、
自動車部品だけで、2010年3月期に、現在(12億円)の4倍近い45億円の
売り上げを見込む。
原油価格の高騰や地球温暖化問題を受け、燃費効率が良く、
二酸化炭素(CO2)排出が少ないディーゼル自動車に関心が高まっている。
トヨタも2010年代初頭にディーゼル車の生産拡大をする方針で、リコーエレメックスは今後もコモンレール部品の高い需要が続くとみている。
ソースは
http://www.chunichi.co.jp/article/car/news/CK2008061002000047.html リコーエレメックス株式会社
http://www.ricohelemex.co.jp/ 会社情報・株価
http://company.nikkei.co.jp/index.aspx?nik_code=0001469 依頼を受けてたてました。