【コラム】映画『七人の侍』に学ぶプロジェクトマネジメント--リーダーシップの本質 [05/31]
1 :
ライトスタッフ◎φ ★:
◎ソース
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0805/31/news002.html 黒澤明監督の名作「七人の侍」をご覧になった方は多いだろう。多くの映画評論家が日本映画の
最高傑作と位置付けている。ジョージ・ルーカスはじめ海外の映画監督にも影響を与えた作品で
ある。よく練られた脚本、迫力あるアクション、正確な時代考証、どれを取っても一級の娯楽作品である。
この不朽の名作を全く別のビジネスの視点から読み解いてみよう。まだご覧になっていない方は
一見をお勧めする。以下、映画のあらすじを追って考察を進めるので、未見の方はご注意願いたい。
ただ、この映画は何度見ても面白いという人が多数なので、あらすじを知った上で見たとしても
鑑賞の価値を損ねることはないと考える。
■経営戦略――侍に業務を委託
映画の冒頭、野武士の群れが山間の小さな村を襲う相談をしている。偶然居合わせた村人がこの話を
聞き、村は大騒ぎになる。野武士は前年にも村を襲撃しており、このとき村人はなすすべもなく、
多大な代償を払って辛くも切り抜けていた。今回はどうするべきか。村人達の意見は分かれるが、
村の長老は他の村の成功事例を参考にして、腹の減った侍を雇って野武士と戦う決断をする。
村人の日常業務は稲や麦の栽培であるが、今回は野武士撃退というプロジェクト遂行を選んだので
ある。村人はプロジェクトの専門家ではない。そこで腹の減った侍、つまり外部専門家を招請し、
指導と支援を仰いで野武士に立ち向かうことにしたのだ。
「やるべし!」は、長老のプロジェクト遂行に関する意志決定である。
街に出た村人は当初は行き当たりばったりで侍の採用を画策し、良い結果を出せなかった。人材発掘
は難しいのである。たまたま豪農の子供を盗人から救った島田勘兵衛(志村喬)を見つけ、曲折を経て
プロジェクト専門家として採用に至り、以降は勘兵衛をプロジェクトリーダーとして業務全般の委託をしている。
侍の報酬はプロジェクト遂行中、腹いっぱい飯が食えるというだけであり、命がけの業務に対する
代償としてはささやかなもので、参加を断わる侍が大多数であった。実際、プロジェクト終了までに
7名中4名が亡くなっている。その中で集まった七人の侍の動機はいろいろであるが、自発的に参加
したという意味ではNPO活動ととらえることもできるだろう。
■プロジェクト遂行――一貫したブレない進行管理
七人の侍はプロジェクト遂行のための外部の専門家であり、村人は日常業務を遂行する業務担当者
ということになる。
リーダーである勘兵衛は優れたリーダーシップを持つ優秀な戦略家であり、有能なプロジェクト
マネジャーである。リーダーシップに関しては、何人かの侍が勘兵衛のリーダーシップに感服して
参加したと述べている。文字通り寝食を共にした侍達が議論を交わす場面が何回も出てくるが、
勘兵衛は自然な流れで会議を進めながらも、適切に各人の意見を集約し、良い意思決定をしている。
>>2以降に続く
2 :
ライトスタッフ◎φ ★:2008/05/31(土) 13:07:55 ID:???
>>1の続き
勘兵衛のプロジェクトマネジメントを見てみると、
・プロジェクトチーム結成:必要人数七人の見積もり、メンバーのスカウト、評価
・プロジェクト企画立案:地勢分析、村の要塞化、守備体型の整備、戦い方の決定
・意思決定:砦への先制攻撃、最終決戦の決断
・プロジェクト領域の決定:橋向こうの離れ家の放棄
・プロジェクト遂行管理:各持ち場担当者への指揮・指導、倒した野武士の記録
・組織の学習と成長促進:離反者への強権的指導、村人への戦闘訓練
など全体を通してプロジェクト遂行管理にブレがなく一貫しており、的確にチームや依頼主を掌握、
統率している。
ほかの侍たちも役割分担がなされている。特に重要な枠割を果たすのは、専門的能力に長けた久蔵
(宮口精二)と依頼主と外部専門家の橋渡しをする調整担当の菊千代(三船敏郎)である。
プロジェクトにおいてはプロジェクトマネジャー、対象プロジェクトの専門家、業務の専門家が
必要とされる。ここでは業務の専門家は百姓の利吉(土屋嘉男)である。
ほかにも片山五郎兵衛(稲葉義男) は勘兵衛の補佐参謀役、七郎次(加東大介)は上司の勘兵衛に絶対的
な信頼を置く優秀な部下、林田平八(千秋実) は人間関係を良好に保つ組織のムードメーカー、
岡本勝四郎(木村功) は研修中の新人といった位置づけで描かれている。
■プロジェクトの完了――組織の成長
プロジェクトは始まりより、終わりが難しいと言われている。
映画のラストは村人たちが日常業務に戻り、元気よく田植えをしている。映画の冒頭のおどおどと
した態度ではなく自信を持っているように見える。プロジェクトを通して組織が成長したわけである。
映画は残された侍の1人が「今度もまた負け戦だったな」と呟いて終わる。
制約が付き物のプロジェクトにおいてプロジェクト屋に真の勝ち戦さはないのだろう。手柄は業務
メンバーに譲って、さらなるプロジェクトを目指していくということだろうか。
映画「七人の侍」はビジネスマネジメントを考える上で示唆に富んでいる。改めてそういう視点で
鑑賞することをお薦めしたい。
◎執筆者 齋藤順一(さいとう・じゅんいち)
未来計画代表。NPO法人ITC横浜副理事長。ITコーディネータ、上級システムアドミニストレータ、
環境計量士、エネルギー管理士他。東京、横浜、川崎の産業振興財団IT支援専門家。ITコーディ
ネータとして多数の中小企業、自治体のIT投資プロジェクトを一貫して支援。支援企業からIT経営
百選、IT経営力大賞認定企業輩出。
(おわり)
3 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 13:09:38 ID:qIjT7Wu7
大総統1
二等兵1
三等兵5
携帯開発の現場
4 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 13:11:53 ID:JMl/e4Mw
正確な時代考証なら話は成り立たないだろ
百姓が自前で自警団を組むだけ
5 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 13:22:15 ID:8/vSynH4
北野たけしが映画語るみてえ〜な・・・
俺は映画監督だ! みてえ〜な・・・
TVタックルでのたけしのコメントに対して、(おめえ〜何言ってんだ?)なのに、
分かったような顔する、出演者みてえ〜な・・・
6 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 13:23:01 ID:jnJLq+CG
これからは犬型社会ではなく猫型社会が望ましいのです
7 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 13:23:04 ID:LRe1vCm9
大概プロジェクトってのは…
・親玉が馬鹿
・個人の能力が低い
・政治的腐敗
こんなケースが大半…
なかなか侍のようにはいかんね。
精進せねば…
8 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 13:25:11 ID:i/JC5b4V
やる夫から学んだほうが勉強になる
9 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 13:25:11 ID:iiSVL9Vq
菊千代がカッコイイ
>>1 ネタバレ宣言までしてプロットの細部をピックアップしつつ、
それでいて映画の全容がさっぱりわからない書き方がうまいとオモタ。
これなら後で映画を見たとして既視感なしに見れるだろうな。
11 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 13:29:23 ID:FSxRNZIA
肩書きに「IT」の付く数が多いヤツはどうも信用できない。
作り話だからコンパクトに解説できる
これがリアルだと・・・デスマーチ、プロジェクト崩壊、ギニャーアァァァァ
ITコーディネーターってまだいたんだ。。w
14 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 13:46:08 ID:9/pq6NLI
七人の侍から学ぶべきは、
百姓がけちんぼでずるくて泣き虫で意地悪で間抜けで人殺しだということではないのか?
>>2 >改めてそういう視点で鑑賞することをお薦めしたい。
うるせえよ齋藤、どんな観方をしようとそれは客の勝手だ。
16 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 13:52:28 ID:jN5H9wvW
「七人のメタボ侍 内臓脂肪を斬る!」という三重県伊勢市市長発案の減量企画に参加していた同市職員生活支援課の男性課長(47)が、自宅近くで運動中に死亡していた事がわかった。
この日、男性課長は休暇中で14日朝自宅近くで運動中に死亡したと見られる。死因は虚血性急性心不全だという。
同課長は話題の「ビリースブートキャンプ」や毎朝のジョギングで、ダイエット効果が現れていた矢先だったという。
この「メタボ侍」の企画自体との因果関係は認められない様子で、楽しく健康になろうという観点から実施していたものであり、減量を強要するといった内容ではないらしい。
尚、この事件を受けて三重県伊勢市では「六人のメタボ侍 内臓脂肪を斬る!」と変更し、企画は続行するとの事。
17 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 13:53:34 ID:2f3QSV36
>>1>>2 これは線形な現象を扱う手法。非線形、複雑系を扱う手法ではない。
よって多くのプロジェクトでは無効。
18 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 13:57:27 ID:yOV8+Ex4
プロジェクトリーダーってのはな、、最初から負け戦なんだよ。
いいとこはみんな別のヤツラが持っていく。
業務改革プロジェクトやらされてボロボロになって
残ったのは死にもの狂いで得た成果と
それを当たり前に享受する何にもしない一般社員と
自分の力だと言って栄達する何にもしない上司。
俺は恨まれ、ただ捨てられるだけだった。
プロジェクトを完了するためには2〜3人死んでも構わないと
20 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 14:02:01 ID:VI/otZDv
やる夫に学ぶシリーズの新たらしいやつですね、わかsageります。
21 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 14:10:57 ID:m8QXOgu3
皆、日本刀持って出社せよって解釈すれば良いの?
22 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 14:11:31 ID:P76w40La
韓国外食産業の教科書は漫画「将太の寿司」と言うのを視た
23 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 14:19:35 ID:jnJLq+CG
戦後民主主義によって去勢された日本人は国際社会から唯消え去るのみ
24 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 14:19:52 ID:X8rfFowD
でも部下の過半数殺しちゃってるんだよね。
学んで欲しく無いんだが。
侍とは死ぬ事と見つけたり
26 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 14:38:09 ID:1lgKJ9jr
三行でkwsk
>>1 本物のバカ発見
現実と虚構を混ぜるな危険
というかさ、これってリアルで既存の問題解決法を
無理矢理フィクションに当て嵌めてるだけじゃん
成功が約束された筋書きに問題解決法を当て嵌めるとかさ、
なにか得るものあるの?
28 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 14:42:56 ID:2mFjvV3J
>>18 往々にして外部と内部では成功に導いた者の特定は異なるもの。
残念だが、評価してもらいたい相手によって行動は少々変る。
栄誉は求めて得られるものでは無い。分かる奴は分かる。
第三者の視点で再度、総括して頂きたい。
再チャレンジでの成功をお祈りいたします。
29 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 14:42:59 ID:VTL9dR/g
村人=スキルのない単純肉体労働派遣底辺
マネジメント・リーダー=野武士から助けるフリをする派遣業者
野武士=当たり前の社会生活を営む人々
31 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 15:25:52 ID:ertx7E/f
「ひとつだけ燃えていなかった村があった。侍をやとっていた村じゃ」
ほんとの教訓は武装した村だけが燃やされなかった、という長老の教訓。
>>5 オマエの言いたいことがよく分からん
分かるように言ってくれ
33 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 17:29:52 ID:RVjbmliC
役に立つかどうかは別ににして、この切り口はたいへんも白い。
34 :
名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 17:43:25 ID:iguyhwGD
そしてデスマーチ
企業を立ち上げたこともない奴の妄言。
プロマネだけ意識改革しても何にもならないだろう?
癌細胞はもう全身に転移してるんだぜ?
o ( ゚д゚ )
(___ ?
. .γ^-:::-’、
.i、.・ω・.ノ
□( ∽´% 志村〜! うしろ〜 うしろ〜
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
こういうスレが立つと、永遠の命というのがあると思うね。
出演者はもうこの世にはいない。でも、感動と共に友になる。
人は見たいものしか見ない。ならば、
人が感動するものは滅びない。
この作品は人種も時代も超えるから、永遠だ。
40 :
名刺は切らしておりまして:2008/06/04(水) 18:49:14 ID:H+QGBD7c
”戦国武将に学ぶ”でも大概アレなのに、とうとう映画かよ。
日本の企業経営者って低学歴で無いとダメとかってルールにでもなってるのか?www
>>4 嘘を嘘とわかって楽しむのが一番って奴だね。