【地域振興】中心市街地の空洞化 商店街に人通り戻そう (神戸新聞“アクセス地方から”)[08/05/29]

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1やるっきゃ騎士φ ★
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地方都市などの中心市街地の空洞化が叫ばれて久しく、空き店舗が並ぶ「シャッター通り」
と化した商店街の再生が大きな課題となっている。中心市街地活性化法などの改正で、
大型店の郊外への立地が規制され、中心地にまちの機能や人の流れを集める施策が
動き始めた。政策的な取り組みは緒に就いたばかりだが、商店街に人を呼び込むために
生産地と連携したイベントを開いたり、個別の店同士がネットワークでつながって
大型店に対抗したりするなど、自発的なアイデアで集客力を高める試みが始まっている。

■生産地と連携しイベント/全国の売れ筋情報を共有
東京・池袋から北西に約二キロ離れた場所にある板橋区の「ハッピーロード大山商店街」。
五月中旬、約二百店が連なる商店街の一角に、平日の昼間から人だかりができた。
開かれていたのは長野県飯山市の物産展。小さな広場に並べられたアスパラガスや
キノコ、ニンジンなどを、通行人らが次々と買い求めた。

物産展に限らず、ここでは毎週のように地方の市町と連携したイベントがある。
千葉県鴨川市から牛を連れてきて乳搾り体験をしたり、福井県大野市から人力車を
持ってきて走らせたりする。「今年は四十以上の催しが予定されています」と
同商店街振興組合理事の吉川正さん(51)は話す。

参加する市町は板橋区と交流があり、同組合が運営するアンテナショップ「とれたて村」に
特産品を出品している。二〇〇五年のオープン時に組合が「物販だけでなく、イベントも」
と各市町に呼びかけたのがきっかけだ。試みは当たり、一日約二万五千人だった通行量は
三千人近く増えた。

■危機感
全国的に注目される大山商店街の取り組みだが、原動力は「危機感」と吉川さんはいう。
池袋に商業施設が集まり、地元を通らない地下鉄も開通した。人通りが減り、「常に
商店街に目を向けてもらう工夫をしないと、太刀打ちできない」との意識が浸透したという。

しかし全国を見れば、こうした成功例はごく一部だ。元気をなくした商店街が後を絶たない。

経済産業省の商業統計によると、二〇〇七年の小売業の店舗数は約百十四万店。三年前より
8・2%減ったのに、売り場面積は逆に5・5%増えた。小さな店が郊外の大型店などの
攻勢を受ける実態が透けて見える。

加えて最近は少子高齢化で小売り全体が縮小し、大型店の業績にも陰りが出ている。
大手流通グループのイオンは四月、「三年間で百店前後の総合スーパーを閉鎖するか、
食品スーパーなどに転換する」と表明した。ある商業関係者は「商店街から店がなくなり、
郊外の大型店までなくなれば、地域には何も残らなくなる」と懸念する。

-続きます-
2やるっきゃ騎士φ ★:2008/05/29(木) 16:07:40 ID:???
-続きです-
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■コンパクトに
こうした現状を踏まえ、国はまちの機能を中心市街地に集める施策にかじを切った。
〇六年、中心市街地活性化法と都市計画法を改正。延べ床面積一万平方メートルを超える
大型店の郊外立地を抑え、商店や住宅、公的施設、公共交通などを中心地に集約する
「コンパクトなまち」づくりを促す。

自治体や商業者、地権者、地元住民らでつくるらでつくる「中心市街地活性化協議会」が
つくった計画が国に認められれば、区画整理や施設整備などへの補助金が重点配分される
ほか、低利融資や専門家の助言などを受けられる。兵庫県内では三月、阪急逆瀬川駅前の
商業施設の再生などを目指す宝塚市の計画が認定されたほか、神戸、丹波、伊丹、尼崎、
川西の各市が協議会を設立している。

さらに今年に入り、個別の店舗の競争力を高める方策の検討も始まった。
三月には自民党に「商店街を蘇(よみがえ)らせる行動政策研究会」(通称・あきんど議連)
が発足。現場が抱える問題点を洗い出し、政策に反映させる考えで、事務局長の
木挽司衆院議員(兵庫6区)は「頑張る商業者にとって使い勝手のいい支援策を提言し、
六月に政府がまとめる『骨太の方針』に盛り込みたい」と意気込む。

■敵は商人自身
しかし、商店街の再生に向けて大切なのは「内なる改革」だ。東京の品川区商店街連合会の
綱嶋信一副会長は「商店街の敵は大型店でも、景気でもない。商人自身の中にある」と指摘する。

同連合会は昨年、ライバルの大手スーパーとも手を組んだ。地元のイトーヨーカ堂店舗の
催事場で、地元商店による物産展を開催。各商店の一日の売り上げをランキングにして
公表し、競争意識を持たせるように工夫した。評判は上々で本年度も四回開催するという。

また、個別の店舗の競争力強化策として注目されているのが「ボランタリーチェーン(VC)」
という取り組みだ。

VCは独立した商業者が連携した自主組織。共同で仕入れて商品原価を下げたり、各店の
販売時点情報管理(POS)レジを介して商品の売れ行きなどの情報を即時に共有したり
する。大型店の品ぞろえや価格に押されがちな小規模店だが、全国のネットワークから
売れ筋商品の情報などが刻々と入るため、買い物客のニーズに合った商品の提供も可能になる。

「VCは、個別の店では得られなかった全国の情報が武器になる。いまやメーカー側も
無視できない存在になっている」と、約二千の食品店が加盟する「全日食チェーン
商業協同組合連合会」の田中彰会長は話す。

もともとVCは高度成長期に中小企業庁の旗振りで急増したが、近年は低迷が続いていた。
同庁は再びVCを後押しする考えで、杉浦好之商業課長は「成功事例を集め、VCの
普及・啓蒙(けいもう)に力を入れる」と話している。

-続きます-
3やるっきゃ騎士φ ★:2008/05/29(木) 16:07:52 ID:???
-続きです-
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■日本政策投資銀行・藻谷浩介参事役に聞く 地権者巻き込みブランド化を
中心市街地を活性化させる方策について、都市政策や商店街問題に詳しい
日本政策投資銀行の藻谷(もたに)浩介参事役に聞いた。

成功している中心市街地には、二つのキーワードがある。「地権者」と「ブランド」だ。
地権者をうまく計画に巻き込み、まちそのものをブランド化しようと頑張っている。
またプロの実行集団の存在も欠かせず、彼らを守る有力者が地元にいて、行政が活動を
側面から支援している。

先進事例に、高松市の丸亀町商店街や長野県飯田市、青森市などがあるが、兵庫にも二つ
ある。一つは神戸の旧居留地。大丸と地権者が協力し、ブランド街をつくりあげた。
景観やテナント配置に留意している。もう一つは豊岡市出石町。地権者でもある住民が
まちづくり会社に出資し、景観を守り、出石そばなどをブランド化した。

コンパクトなまちづくりが重要なのは、郊外への投資は自治体にとって無駄が多いから。
例えば富山市の調査では、人口密度の低い郊外の大型店のために道路をつくった場合、
その道路の清掃や街路樹の剪定(せんてい)をするだけで、費用がその地域の住民負担を
上回るという結果が出ている。

インフラ投資の終わっている中心地に投資を集中させる方が合理的なのは明らかだが、
地権者の協力がなければ空き店舗解消にはつながらない。空き店舗を貸すなど努力している
地権者への税制優遇策も考えるべきだ。

-以上です-
依頼を受けてたてました。
4名刺は切らしておりまして:2008/05/29(木) 16:29:00 ID:GJCvIiCh
普通に物を仕入れて小売りする商売なんて成り立たないから無理でしょ。
5名刺は切らしておりまして:2008/05/29(木) 16:29:51 ID:qE6lpWs+
ガソリンが200円になれば黙っていてもそうなる
6名刺は切らしておりまして:2008/05/29(木) 16:34:01 ID:/W32stfz
出店で商店街を潰し
閉店でさらに過疎化させる

これがイオンだ
7名刺は切らしておりまして:2008/05/29(木) 17:07:11 ID:U4N5GTzR
>>6
>閉店でさらに過疎化させる

この視点は漏れには無かった......
目からウロコだ
8名刺は切らしておりまして:2008/05/29(木) 17:11:09 ID:1FUvjQMx
イオン出店→商店街あぼん→※商店街再活性化なんたら法→用地取得容易に→ジジババ店立ち退き→イオン商店街にも進出→郊外イオンはリストラ

※今ここ
9名刺は切らしておりまして:2008/05/29(木) 17:15:39 ID:bNZ9IwdS
ガソリンをリッター250円にすればいいよ
10名刺は切らしておりまして:2008/05/29(木) 17:17:15 ID:7TRJA17I
駅前商店街は旧街道沿いの商店街から客を奪った。
それが今他所に奪われているだけの話。
11名刺は切らしておりまして:2008/05/29(木) 17:18:18 ID:F6JvVCGr
イオンの目的は過疎化だったのか

12名刺は切らしておりまして:2008/05/29(木) 17:26:38 ID:tU6iAxJp
>インフラ投資の終わっている中心地に投資を集中させる方が合理的なのは明らかだが、
>地権者の協力がなければ空き店舗解消にはつながらない。

これがすべてだ
店舗を兼ねた住宅だらけだから貸さない→ガララーガ
不動産の有効利用をどうするかという問題だ

企業がやると地上げになるし、またその価値があるかどうか不明
再開発をどうするのさ
13名刺は切らしておりまして:2008/05/29(木) 19:24:43 ID:8AbTaLWY
今更何をしようと個人商店にニーズはないでしょう。。。
14名刺は切らしておりまして:2008/05/29(木) 19:46:26 ID:psRea0ZE
でも公害型スーパーに客根こそぎ取られてどうなることやと思ったけど
少しづつではあるがシャッター商店街にも客を集められるショップが出てきたのも事実。
15名刺は切らしておりまして:2008/05/29(木) 20:57:04 ID:49MJmSUY
公害の大店舗ももともとは中心市街に店を構えたかった。
 ↓
地権者が了解をくれない。
 ↓
郊外へ大店舗
 ↓
地権者自滅  ←今ここでしょ?
 ↓
年寄りばっかで遠くにいけない
 →郊外の大型店舗のアボーン
16名刺は切らしておりまして:2008/05/29(木) 21:06:19 ID:HFmzppXv
駅前商店街にシャッター通りが多いのは、
商売が成り立たないからという理由もあるが、
廃業しても土地や店舗が個人の資産であるため
形状は商店だが駅に近い便利な住宅として
存続し続けてることも理由としてある。
17名刺は切らしておりまして:2008/05/29(木) 21:08:10 ID:CPPbETX+
年金や家賃収入で食っていけるからな
だから閉めるしまだやってる店もやるきがない
18名刺は切らしておりまして:2008/05/29(木) 21:33:17 ID:bu8seawx
車普及
→郊外のバイパス道路がメインストリートに
→郊外のショッピングセンターが大繁盛、駐車場確保できない中心市街地没落

高齢化
→遠くに買い物行くの無理
→近所の商店が復権
→だが皆が中心市街地に住んでるわけじゃないので中心市街地は大して復権しない
19名刺は切らしておりまして:2008/05/29(木) 22:45:42 ID:CcrLWJQD
大型SC撤退で中小スーパーは復権するかもしれないけど、
個人商店の復権はないでしょう・・・。
20名刺は切らしておりまして:2008/05/30(金) 00:14:09 ID:fj2Ghdur
個人商店のやる気の無さが最大問題だからなぁ。
古い商店街の洋服屋さん行っても、着たいと思うような服売ってない。
夕方6時で閉めちゃったり、日曜日は休業だったり。
21名刺は切らしておりまして:2008/05/31(土) 18:27:25 ID:leHbjflx
本当やる気の無い店は、早く辞めて欲しい。。
あと、もっと安くして貸せっつーのっ!
まあ時間の問題か・・・
22名刺は切らしておりまして
空洞化の煽りをくらった地方での面白い動きとしては
コンビニが普通のスーパー感覚で利用されている地域があることだな
個食というのもあるが、都会と違い、ホントに他で買うところがないからだそうだが。。。。
高齢化と、選択と集中は相容れないんだなぁと思わずにいられない