日本の政府や企業、個人が海外に持つ資産から負債を引いた対外純資産残高は
2007年末時点で、前年末比16.3%増の250兆2210億円となり、過去最高を
更新した。
増加は2年連続。外国債券への投資が増えたほか、保有する外国株式の価格上昇で
評価額が膨らんだ。
国際通貨基金(IMF)資料によると、17年連続で世界最大の債権国となった。
額賀福志郎財務相が23日午前の閣議に、昨年末時点での円換算した
対外純資産残高などを盛り込んだ「対外の賃借に関する報告書」を
提出した。
対外資産と対外負債のいずれもが過去最高を更新したが、資産残高の
伸びが上回ったため、差し引きの純資産残高が増えた。
対外資産残高は前年末比9.4%増の610兆4920億円。日本の低金利を背景に、
金利が高い中長期の外債への投資が拡大した。邦銀による海外への貸付や
海外での現・預金による短期資金の運用が増加したこともあり、初めて
600兆円の大台を超えた。
ソースは
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080523AT3S2202I23052008.html