【企業買収】Facebookも同時に買収か--MSの米ヤフーとの再交渉の先を読む[08/05/21]

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1やるっきゃ騎士φ ★:2008/05/23(金) 10:54:55 ID:???
[1/3]
検索広告分野でYahooとの取引が成立した後は、次にMicrosoftは、150億-200億ドルで
Facebookを買収するために資金を費やすとの突飛な噂が、ここのところ飛び交うように
なっている。

5月19日に東京で開かれた記者会見において、Facebookの最高経営責任者(CEO)である
Mark Zuckerberg氏は、独立企業としてのFacebookの今後の展望について尋ねられた。
Reutersは、Zuckerberg氏が「これまでの歩みや業績からして、われわれが開発に注力し、
長期的な視野に立ちつつ、独立企業として成長していくことを強く望んできたということが
分かるだろう」と答えたことを伝えている。

しかしながら、Zuckerberg氏は、Facebookを売却する見込みに関する続く質問に
対しては、コメントを差し控えた。Microsoftは、150億ドルの評価額となるFacebookの
1.5%の株式を取得するため、2億4000万ドルを投資してきた。Yahooとの交渉を
打ち切った後に、おそらくMicrosoftの取引銀行は、買収に関して、Facebookと
なんらかの交渉を持ったと思われる。

Microsoftは、現在もFacebookの買収を強く望んでいる。それはYahooの買収よりも、
かなりクリーンに進む可能性があり、検索広告ほどではないものの、
ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の多大な広告価値を提供するものとなる。

以下は、Microsoftが、YahooとFacebookの両方と取引を成立させると結論づけるに
足る、いくつかの論理的な筋書きである。これは、Microsoftのオンライン戦略の
4本柱として、関連づけて見ることもできる。

1. 広告プラットホームを強化して、ディスプレイ事業で勝利を収める
2. 検索分野で革新を遂げ、勢力図を塗り替える
3. PC、電話、ウェブの全体で、エンドツーエンドのユーザーエクスペリエンスを提供する
4. ポータルおよびソーシャルメディアのエクスペリエンスを再定義する

>>2以降は、MSによるYahoo!買収話のこれまでの流れです。ソースは
http://www.yomiuri.co.jp/net/cnet/20080521nt0d.htm
関連スレは
【ネットワーク】ピケンズ氏:ヤフー株を大量取得、約0.7%1000万株・アイカーン氏と同調…CNBC [08/05/21]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1211321510/l50
【企業買収】マイクロソフト、ヤフー(Yahoo!)のネット検索買収を検討[08/05/20]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1211250102/l50
【ネットワーク】米Facebook(フェースブック):日本参入、SNS世界第2位…日本語SNS市場で国際競争が激化 [08/05/19]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1211149855/l50
など。
2やるっきゃ騎士φ ★:2008/05/23(金) 10:55:22 ID:???
[2/3]
■これまでの流れをまとめると、まずYahooは、Microsoftが交渉打ち切りという決定を
下したことに驚かされた。Yahooが、1株あたり37ドルの買収額を要求し、Microsoftの
面前で、Googleとの広告分野での提携へと流れるのを目にして、MicrosoftのCEOである
Steve Ballmer氏は、1株あたり33ドルという提示額を取り下げた。
これはYahooにとっては、誤算であったと言えよう。

■それ以来、Yahooは株主代表訴訟に直面しているほか、Carl Icahn氏がYahooの株式を
買い進めて、7月3日のYahoo株主総会における経営陣の完全なる刷新の提案へと
向かいつつあり、Yahooにとっては、取るべきスタンスの再考を余儀なくされる厳しい
圧力がかかってきている。

■さらには、Googleが、Yahooのサイト向けにテキスト検索広告を販売することは、
単に独占禁止法違反に関する問題を提起するのみならず、Microsoftがそっぽを向くことに
なりかねない。

■Microsoftから顔を背けてGoogleと手を組むと、Microsoftへの売却こそが正しい結末と
考える有力株主や不満を募らせる従業員たちに、Yahoo取締役会に対するさらなる攻撃材料を
与えることになる。したがって、Googleを迎え入れてMicrosoftとの関係を絶つよりも
Microsoftに対して門戸を開いておいた方が賢明である。

■Microsoftは検索広告ビジネスを成長させる必要に迫られている。同社はFacebookと
提携関係にあるが、AOLとMySpace.comについてはGoogleに奪われている。
広告スペースを確保し、引き続きYahooへと愛のむちをふるう手段として、Yahooの
テキスト検索広告ビジネスを買収するのはどうだろうか。特にIcahn氏の策謀や7月3日に
予定されている株主総会を考慮するに、これがYahoo全体の買収につながるかもしれない。

■加えて今週開催のMicrosoftの「Advance08 Advertising Leadership Forum」で
検索広告の買収を発表するといい。

■夏が近づく中、Microsoftは1株当たり33.50ドルでのYahoo買収について、Icahn氏
などのYahooの株主、さまざまな代理人、そして最終的にはYahooに話を持ちかけるだろう。

-続きます-
3やるっきゃ騎士φ ★:2008/05/23(金) 10:55:42 ID:???
[3/3]
■MicrosoftがYahoo買収への関心を失い(実らなかった買収提案の過程ではあまりに
良くない思い出が多すぎたため)、Googleの動きを牽制する手段として検索広告の
買収だけで手を打つ可能性もある。営業に加えて検索と広告技術の両方をカバーする
合弁企業を設立すれば、Googleの強力な対抗馬になるだろうが、それを実現するのは
困難かもしれない。

■MicrosoftがYahooに関心を示しているのはその検索ビジネスだけに限らない。
そのエンジニアリングにおける優秀な人材、5億人のメンバー、そしてMSNとYahoo
両ブランドで共用できるいくつかの魅力的なサービスにも着目している。

■MicrosoftがYahoo全体を買収しない場合は、Facebookがより魅力的な存在になる。
Zuckerberg氏は時期が来たら株式を公開するとこれまで何度も述べている。

■しかし、時代は変わった。Facebookは、ソーシャルネットワークでの広告経営は
検索広告よりもうけが薄いことに気づいた。そして、2008年の売上高の予測を下方修正
した。Facebookは米国外にも事業を拡大しているが、新規ユーザー獲得の成長カーブは
やや鈍化している。Google、AOL傘下のBebo、MySpaceといった競合他社はいまなお
健在であり、また、データポータビリティという概念によって、ユーザーを
ソーシャルネットワークという庭に囲い込んでいた塀は穴だらけになりつつある。

■したがって、Facebookは不確定な市場に賭けてみるよりは、4年間の仕事の報酬として
150-200億ドルをすぐに手にする選択肢の方にオープンになっているかもしれない。
筆者はこれが、長老連がFacebookの経営チームに助言している内容ではないかと推測する。

■Microsoftにとって、現状での理想的なシナリオは、YahooとFacebookの両方を買収
することである。最初に、Yahooから検索広告部門を買収してこの方面でGoogleを阻止
する。夏以降にIcahn氏などの株主からの圧力が高まったところでYahooを買収する。
最後に、Facebookが、次なるGoogleになる夢がそれほど確実でなくなったことに
気づいたところで、Facebookを買収する。

■このシナリオが実現したら、Microsoftはオンラインの多くの領域を獲得することになる。
しかし、それは米国がルイジアナを買収したときほど安くはなく、Microsoftがさまざまな
プラットフォームやオーディエンスをいかに統合し、活用するのかについても不透明である。

創設35年になるMicrosoftは長期的な展望を持っており、これまで頑固で粘り強い企業
として知られてきた。しかし、Microsoftが異なるサービスをまとめ上げ、統合することに
よってWeb 3.0に向かう道をリードできるかどうかはまだ分からない。(CNET Japan)

-以上です-
依頼を受けてたてました。
4名刺は切らしておりまして:2008/05/23(金) 10:59:07 ID:+mgARcNC
>>1-3
俺の車に、「硫化水素発生中」って張り紙したのおまいか?
5名刺は切らしておりまして:2008/05/23(金) 11:13:24 ID:5M+huXor
どこまで帝王なんだよw
6名刺は切らしておりまして
MS VS Googleな感じになってきたなあ。