サトーは5月22日、日本発条(ニッパツ)と技術協力して複数枚を重ねた状態でもデータの
一括読み取りが可能なICタグを商品化し、7月から販売を開始すると発表した。
同製品は、複数枚重ねた状態のICタグを一括で読み取る技術を持つニッパツが、
ICタグのアンテナ回路の薄型化に成功、サトーが厚さ0.45ミリのラベル型に加工したもの。
薄型であるため、かさばることなく多様な被着体に容易に貼り付けて運用できる。
また、ロール形状であることからICタグ・ラベル用プリンタで目視情報を印字したり、
ICチップに情報をエンコード(書込み)することが可能。ICチップはISO15693規格に準拠しており、
同規格に対応したリーダライタで重ね読みできるなど、汎用性にも配慮している。
重ね読みタグは2005年3月にニッパツが開発、07年1月から厚さ0.9ミリのカード型の形状で
販売しており、製造現場の工程管理などの用途で活用。今回、ラベル型重ね読みICタグが
製品化されたことで、これまでの厚みのあるカード型ICタグでは運用が難しかった重要書類
(債権証書、特許書類、カルテなど)の管理など、幅広い用途への適用が期待できる、としている。
◎サトー [証券コード/6287]
http://www.sato.co.jp/ ◎本商品に関するプレスリリース
http://www.sato.co.jp/topics/release/2008/document/20080522.pdf ◎ソース LNEWS
http://www.lnews.jp/2008/05/27788.html