クレジットカード・信販大手8社の2008年3月期(イオンクレジットサービスとオーエムシーカードは2月期)
の連結決算が16日出そろった。
いずれも大手銀系列の三菱UFJニコス、ジャックス、オーエムシーカード、セントラルファイナンスの
4社が貸倒引当金の積み増しなどで最終赤字を計上した。
貸金業法の改正などで収益環境が悪化するなか、再編・統合をにらんで経営体質見直しを
急ぐ意識が鮮明となった。
三菱UFJニコスの前期決算は、連結最終損益が856億円の赤字(前の期は521億円の赤字)と、
2期連続で赤字だった。
8月に三菱UFJフィナンシャル・グループによる完全子会社化を控え、貸倒引当金や顧客から取りすぎた
利息(過払い金)の返還に備えた引当金を積み増したためだ。
三菱UFJニコスから個品割賦事業を引き継ぐジャックスも、希望退職募集に伴う割増退職金の
計上などで最終赤字となった。
ソース
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080517AT2C1601K16052008.html