「トンネルの中で3年」。長野県上田市中央4丁目の岡崎酒造が開発してきた、
3年貯蔵熟成・発芽玄米酒「双葉」が出来上がり、先月下旬から販売を始めて
いる。「玄米独特のこくがあり、老酒のような芳醇(ほうじゅん)な香りを
持つ」という。
発芽玄米酒の企画は「逆転の発想」から出発。日本酒はコメを精米して削り、
いいところだけを使ってつくる。「一方、玄米にはたっぷり栄養がある。
やってみたらどうか」と考えた。
3年前に仕込み、熟成には坂城町にある五里ケ峰横坑(新幹線建設時の
作業用トンネル)を活用。16度という一定温度を保つトンネル内で
じっくり寝かせた。
「仕込んだ段階では雑味が強かったが、熟成によって雑味がこくに変わった」
と、杜氏(とうじ)の岡崎さん。試験的な試みのために量は少なく、
出来上がったのは300ミリリットル(1100円)が300本、
720ミリリットル(2200円)が200本の限定販売となっている。
評判はよく、昨年と今年、企画を継続し、トンネルでの貯蔵熟成に
取り組んでいる。
問い合わせは、岡崎酒造(TELはソース参照)まで。
ソースは
http://www.asahi.com/komimi/TKY200805120149.html 画像は
http://www.asahi.com/komimi/images/TKY200805120147.jpg 依頼を受けてたてました。