映画やドラマ、CMの県内ロケを誘致する「岐阜フィルムコミッション」が07年度の
実績を発表した。
誘致件数は前年度比17件増の36件、経済効果は同比1800万円増の5500万円
(県試算)で、いずれも過去最高を更新した。フィルムコミッションは、岐阜の
イメージアップと観光客の呼び込みを図るため、今後もロケ地誘致を強化していく方針だ。
県内でのロケ実績は毎年増加しており、04年の設立以降計90作品を誘致してきた。
昨年度の内訳は映画4件、テレビ16件、CM3件、音楽ビデオなど13件。
撮影延べ日数96日間とロケ隊員の人数530人はいずれも過去最高だ。
現在公開中の竹野内豊さん、水野美紀さん主演の映画「あの空をおぼえてる」では、
昨年9月末から約1カ月間、関市、多治見市、岐阜市など県内10市町でロケがあった。
フィルムコミッションの積極的な提案で、シーンの8割は県内で占めた。郡上市八幡町で
一部が撮影された「僕の彼女はサイボーグ」も5月31日から公開される予定だ。
フィルムコミッションの事務局がある県観光・ブランド振興課は「道路の使用許可を
取ったり、撮影に立ち会うなど地道な活動の成果だ」と分析する。他の都道府県との
ロケ地争いに勝つため、制作会社の要望に合ったロケ地を探し回るなどの支援が実を
結び始めているといえそうだ。
しかし、県内でロケがあった映像作品のうち、岐阜が舞台になった作品は1本もなかった。
単なるロケの場所貸しにとどまっている現状について、同課は「エンディングに
ロケ地名が流れるだけでなく、映画の随所に県内の地名が出てくるような作品の誘致を
進めたい」と話している。
ソースは
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20080513ddlk21200129000c.html 依頼を受けてたてました。