ソニーは9日、映画館向けのデジタルコンテンツ配給事業「ライブスパイア」を始めると発表した。
ミュージカルなどの舞台芸術やスポーツイベントを撮影してデジタル化し、映画館に配信する。
演劇やミュージカル、スポーツなど、特定の場所で限られた人数でしか見られないものを
デジタル化して、映画館で楽しめるようにする。ソニーが映像の撮影や編集を担当し、
映画館からの興行収入を舞台やミュージカルを運営する事業者と分配する。
ライブスパイア事業の第一弾としてミュージカル「メトロに乗って」を撮影、デジタル化したものを
配給する。10日から東急レクリエーションが運営する映画館で上映する。
6月からは舞台「フロッグス」の上映開始も予定している。
2008年度は5作品以上の配給を目指すという。映像コンテンツを「ブルーレイ・ディスク」などの
メディアでの販売、テレビへの提供も予定している。
ソニーはデジタルコンテンツの上映システム「SXRD」を2005年から手がけている。
国内のデジタル対応のスクリーン数は約3200スクリーンあり、SXRDは現在100スクリーン程度だが、
今回の事業を通して営業を強化し1000スクリーン程度に拡大していきたいという。
ソース:
http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=MMITea000009052008