三菱UFJ信託銀行は4月25日、九州大学発ベンチャー企業のリナシメタリ(福岡市)
から信託を受けた特許権について、白光金属工業(堺市)とライセンス契約を結んだと
発表した。大学発ベンチャーが保有する特許権を信託銀行に信託し、信託された特許権を
他の企業にライセンスする初めての取り組みという。
同銀行が、リナシメタリから、特許権の管理・ライセンス活用目的で
「金属の連続結晶粒微細化制御プロセス“RMA-CREO”」
の特許権を受託し、非鉄金属精密鍛造メーカーの白光金属工業と特許ライセンス契約を
締結したもので、これにより、白光金属工業は、同特許権の技術と独自開発の鍛造技術を
組み合わせ、大幅な材料ロスの軽減と強度向上を実現したステンレス鍛造製品の製造が
可能となる。
一方、リナシメタリは、特許権の管理・ライセンス活用の実現を図りつつ、同銀行が得る
特許利用料の一部を配当として受け取り、同特許権の技術を、ステンレスに加え
アルミニウム、チタン、マグネシウム合金など多様な金属素材に応用し、実用化に向けた
さらなる技術開発を進めていくとしている。
同銀行では、今回の特許をはじめ、燃料電池に関する触媒技術、
半導体ウエハの応力測定装置やリニア振動アクチュエータ関連技術等、
様々な特許権を企業や大学から受託し、ライセンス活動を行っており、
今後も、信託銀行の専門性を発揮して知的財産権信託の活用を推進し、
様々なニーズに応える商品を提供していくとしている。
ソースは
http://news.braina.com/2008/0430/enter_20080430_001____.html 依頼を受けてたてました。