【コラム】公務員給料ってどう決まる? (産経サイトの“橋下知事、あなたの意見は?”)[08/04/24]

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362名刺は切らしておりまして
公務員の賃金比較に使われる「ラスパイレス指数」の罠

■大阪府職員の給料、本当に安い?

 地方公務員、国家公務員の給与額の比較として、ラスパイレス指数が使われます。地方公 務員の給与額を、
同等の職種、経歴に相当する国家公務員の給与額を100として比較した場合に算出されるものです。
この指数には諸手当は含まれていません。
 前太田知事時代に職員給与が削減され、大阪府職員の平均給与(基本給)について、ラス パイレス指数は
97.0全国42位になっています。しかし、平均給与(34万9200 円)+諸手当(10万8478円)の実際の
総額で見ると、45万7678円となって全国で7位となり、全国レベルでは低くはありません。

朝日放送 ムーブ!
http://www.youtube.com/watch?v=klrXLNarK88
http://www.youtube.com/watch?v=jsV_Gn292N0

■地方公務員の異常な優遇

 地方公務員の給与水準は、比較職種などを同じにしたラスパイレス指数でみると、国家公務員の「100」に対し、
1974年に110.6のピークに達したのち下降に転じ、昨年4月1日時点で97.9と、国を初めて下回る。「地方高」は
ようやく終息したかにもみえた。
 しかし、この比較は「基本給」だけで、「手当」は対象外。手当を含む総給与でみれば、地方公務員は依然、
国家公務員よりも“優遇”されている。「手当」を使ったお手盛りこそが、地方自治体にほぼ共通する伝統のためだ。
 したがって、手当込みの給与月額でみると、小さな町村の公務員を含む地方公務員の平均で、なお
国家公務員を10%超上回る。
 総務省によると、地方公務員の全手当を含む平均給与月額は44万3988円と、国家公務員の同40万402円を
4万3000円以上も引き離している(04年4月1日現在)。全企業数の99%を占める中小企業の中核層
(50-99人規模)に比べると、なんと約8万円も高い。しかも、退職金、公務員年金で超優遇され、「身分保障」で
リストラされることもない。

第87章 「官高民低」を生み出す地方公務員給与のカラクリ
http://www.the-naguri.com/kita/kita89.html

■やっぱり地方公務員の給与は高い 財務省の提出資料で

 全国の都道府県と政令指定都市に勤務する地方公務員が国家公務員よりも平均で10%以上
高い給与をもらっていることが26日、財務省が財政制度等審議会(財務相の諮問機関)に提出した
資料から明らかになった。地方財政の悪化が指摘される一方で、人件費の削減にメスを入れない
自治体が多く、地方の改革意識が問われそうだ。

産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/071026/lcl0710262024002-n1.htm