富山市中央通りと常盤町の一部で再開発を目指す地権者二十一人は二十一日、
「中央通り地区D北街区市街地再開発準備組合」を立ち上げた。
ショッピングセンターと駐車場を備えた七階建てビルを、二〇一一年度に完成させたいとしている。
再開発面積は約八千平方メートル。南側が中央通り、西側が桜橋電車通り。
北側は三井住友銀行富山支店までで、東側は中央通りパークインの西側の道路に面している。
ビルは鉄骨造りで延べ床面積約三万二千平方メートル。
一−三階は商業施設、四−七階は約五百六十台分の駐車場。商業施設は専門店中心。
理事長の黒田輝夫エトアールマルゼン社長は「総曲輪フェリオを補完する役割の店舗を誘致する」としている。
事業手法は、地権者が土地を所有し、期間を限って店舗などに利用させる「定期借地権方式」を採用。
借地権を証券化し、入居店舗に売却する。二十七人の全地権者のうち六人が不参加だが、
黒田理事長は「参加しない人にも経緯を報告したい」と、今後の協力を呼び掛ける。
地権者らはこれまで、再開発の推進協議会で準備組合の設立準備を進めてきた。
予定では本年度中に都市計画決定を受け、〇九年度に再開発組合を設立。一〇年度の着工を目指す。
ソース
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20080422/CK2008042202005674.html