【ワシントン=米山雄介】BSE(牛海綿状脳症)対策で米国産牛肉の輸入を制限していた
韓国が18日、制限撤廃で米政府と合意したのを受け、米政府・議会が日本に対する
市場開放圧力を強める公算が大きくなってきた。日本は「食の安全」を重視する立場を
繰り返し説明しているが、韓国が米国の主張する「国際基準での安全性」を承認して
市場開放に至っただけに、米議会の強硬派議員などから対日批判が噴き出す可能性もある。
米韓両国政府の合意を受け、米通商代表部(USTR)のシュワブ代表は同日に声明を発表。
「非科学的な輸入規制を続けている日本や台湾、中国が、韓国に続き国際基準に基づいて
市場を開放するよう望む」と表明した。日本などを名指して、圧力をかける姿勢を鮮明に
したかたちだ。
シェーファー米農務長官も米韓合意を「最高のニュース」と歓迎する一方、日本と台湾、
中国を列挙して「非合理的な理由に基づく輸入規制を撤廃するよう、米国は引き続き圧力を
かける」と強調した。
▽News Source NIKKEI NET 2008年04月19日15時23分
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080419AT2M1900D19042008.html ▽関連
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