[ワシントン 16日 ロイター]
米証券取引委員会(SEC)のコックス委員長は16日、格付け会社の規制強化を近く
提案する方針を示した。
過去の格付けに関する情報開示強化や、利益相反の抑制などが盛り込まれる見通し。
SECの年間予算申請に関する公聴会で明らかにした。
格付け会社をめぐっては、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)
関連商品の格付けが不正確で、格下げのタイミングも遅かったとの批判が出ている。
コックス委員長は「サブプライムの市場混乱で学んだ教訓に基づき、
近く追加規制を発表する」と述べた。
提案では「格付けそのものへの依存度を低下させること」や、格付け判断における第三者の
資産評価の役割についても、触れる可能性があるという。
(ソース)
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK814401420080417