【地域経済】3月の名古屋市のオフィス空室率は6.8%と上昇 06年以来の水準に[08/04/09]

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738キャハりんコーワ ◆Qdh1dfdJJw
名古屋埋まらぬオフィス 新築相次ぎ空き室率上昇
http://www.asahi.com/business/update/0414/NGY200804140006.html
 オフィスビルの完成が相次ぐ名古屋市内で、供給過剰感が漂い始めた。オフィス仲介大手の
三鬼商事名古屋支店のまとめによると、3月末の平均空室率は2年4カ月ぶりに7%を上回った。
今後もオフィスの新築ラッシュを背景に空室率の上昇は続く勢いだ。

 名古屋市中区錦2丁目の繊維関連会社が並ぶ一角に、3月に完成した8階建ての新築ビル。
入り口前のフロア案内は空欄ばかりが目立つ。入居を希望する企業もあったが、賃料の
折り合いがつかず、成約に至らなかった。開発した東京の不動産ファンドの関係者は
「梅雨前にはフロアを埋めたい」とこぼす。

 名駅、伏見、栄、丸の内の名古屋市内の主要ビジネス街では、今年に入り10棟の
大型オフィスビルの完成が相次いだ。市内中心部の主要賃貸ビル451棟を対象にした
三鬼商事の調査では、3月末の平均空室率は前月より0.30ポイント増え7.19%。
昨年12月に6.50%に下がって以降は、上昇に転じている。
 同社の高木裕至支店長は「『名古屋は元気』というイメージから、建設ラッシュだった
新築ビルの供給はまだまだ続く。賃料や契約条件をめぐり貸手側の競争は激しさを増し、
空室率も高まるのでは」と予想している。