大同特殊鋼は渋川工場(群馬県渋川市)に7000トンの加圧力を持つ
大型プレス機を導入した。
レアメタル(希少金属)を含む特殊鋼向け装置としては世界最大級という。
発電用ガスタービンに使う金属円盤など大型品の製造や、強度の高い製品作りが可能になる。
特殊鋼を用いる航空機のエンジンシャフトなどの需要が増加しているのに対応した。
大型プレス機の導入で同工場での売上高を3年間で現在より1割増の550億円に高める計画。
同工場は全国に9つある生産拠点の1つ。航空機や自動車、船舶の部品など
複雑な形状をした鉄鋼製品作りを手掛ける。
18万平方メートルの敷地に機械加工や鋳造、特殊溶解など十数カ所の工場棟を抱え、
原材料の溶解から加工、仕上げ工程まで一貫して取り組む。
大型プレス機は鋳造プレス工場棟を増築して導入した。設備投資額は40億円。
これまで最大だった3500トンのプレス機の2倍の加圧力を持つ。
機械の重量は増えるが、油圧をコントロールする専用装置によりプレス速度は同程度を保つ。
ソース
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080408c3b0805208.html