日本とカナダで共同製作するアニメ『爆丸バトルブローラーズ』が、日本、北米地域からさらに
ヨーロッパ、アフリカ、インド、中近東など広い地域で番組展開を拡大する。
海外のアニメーション情報サイトアニメーション・ワールド・ネットワーク(Animation World
Network)によれば、展開地域はイギリス、ヨーロッパ各国、アフリカ、中近東、オーストラリア、
ニュージランド、インド、パキスタンなどの西南アジア諸国となる。
各国の放映は、子供向けのアニメーション専門チャンネルをグローバル展開する
カートゥーンネットワークが行う。
『爆丸』は、日本のトムス・エンタテインメントなどのセガサミーグループとカナダの玩具会社
スピン・マスター、メディアグループ コーラス・エンタテインンメントが共同製作した。
企画段階から日本とカナダの両国が参加する珍しいケースとなっている。
作品は日本のアニメ製作会社が得意とする玩具連動型のキッズアニメで、日本では2007年から
テレビ東京系などで放映されている。球形のアイテムが、独特のキャラクターに変型する玩具が
注目を浴びた。
作品は昨年カナダの大手放送局テレトゥーンでも放映され高い視聴率を獲得し、関連玩具が
人気を呼んでいる。こうした人気を受けて、今年2月からは米国のカートゥーンネットワークでも
放映を開始した。
番組は放映時間にも恵まれ、カナダと同様好調なスタートを切っている。今後はこうした人気を
基に、世界最大のアニメーション、玩具市場で、様々なビジネスを展開する予定である。
また、今回、ビジネス面で注目されているのが、カートゥーンネットワークが『爆丸』の
米国でのマスターライセンスを獲得し、番組だけでなくキャラクター、玩具の展開も行うこと
である。カートゥーンネットワークが、自局製作作品以外でライセンスビジネスを展開する
初めてのケースである。
今回の『爆丸』の世界展開も、こうしたカートゥーンネットワークの戦略によるものだと
見られる。現在、日本のアニメの米国の主要放送局ゴールデンタイムでの放映は減少傾向に
ある。こうしたなかで海外有力企業と共同製作し、流通を確保したセガサミーグループの今回の
試みは、今後の日本アニメの海外展開に対しても示唆するものが多い。
ソースは
http://animeanime.jp/biz/archives/2008/04/post_327.html 爆丸バトルブローラーズ 公式サイト(日本)
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/bakugan/ 爆丸バトルブローラーズ 公式サイト(米国)
http://www.cartoonnetwork.com/tv_shows/bakugan/index.html 依頼を受けてたてました。