【航空】三菱重工、小型ジェット旅客機の事業化決定、「三菱航空機株式会社」(仮称)立ち上げ08/03/31]
30 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/02(水) 12:15:59 ID:LtKuWY55
>>17 ボーングの次期主力機も日本が3割ほど開発から関わってるらしいよ
32 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/02(水) 12:19:00 ID:eXVd7WIh
確かに純国産って言える物が少なくなってきたな、割と国産率が高いのは
自動車じゃなかろうか。
家電製品は高級機種でも中国とかの部品をたくさん使ってる。
33 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/02(水) 12:29:00 ID:jwD2bl0F
三菱航空機復活かよ
60年ぶりかな
34 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/02(水) 12:30:47 ID:6GZX3VSQ
35 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/02(水) 12:39:42 ID:8Ov72uYL
36 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/02(水) 12:42:36 ID:RIPglINq
>>24 中島の工場はスバルになって今でも飛行機関係の部品生産してるんじゃないか。
航空関係は半田にあるんだっけ。
早速履歴書書いて応募しなきゃ!
40 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/02(水) 13:23:23 ID:+4fYMgLl
41 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/02(水) 13:32:13 ID:du3yTgjU
終戦になり完成したばかりの烈風は、
三菱名航技術者の手により泣く泣く名古屋港へ沈められました
今もあるのかな?
42 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/02(水) 13:51:45 ID:/suEH9I9
外国の政治的妨害に対抗するには政治工作力のある当該国企業が必要。
当然発動機は「栄」搭載だろう。
そのボンバルディアの下請けは三(ry
30億はないは。値段さげなきゃ売れないだろ。
製造コスト下げて25億をめざせ
48 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/02(水) 19:23:09 ID:KZehBfTn
SE,派遣で雇ってくれないかな
49 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/02(水) 19:23:58 ID:utdrp8Qz
シナに技術パクられて終了。
50 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/02(水) 19:37:37 ID:MNPCwI+M
後のテクノーラ社である
51 :
さざなみ:2008/04/02(水) 19:37:40 ID:xjruoXmn
問題は、中国のバブル崩壊だな。
これが世界中に飛び火したら、各国の航空機産業も打撃を受け、飛行機を買ってくれなくなるだろうから。
52 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/02(水) 21:21:24 ID:K/oEAB2a
そーいや 子供の頃 YS-11に乗ったと
すげ-喜んで得意になってた子がいたな
昭和40年代前半
生産開始までに外国で300機は受注欲しいよな
三菱自動車・ふそうネタ
エンジンは外国製だから国産ジェットじゃない
とか、お約束の低脳レスはもう出てる?
55 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/02(水) 22:24:01 ID:KRtYieZz
ゼロ戦の復刻版作ったら国外から引き合いがそれなりに有ると思うけどどうよ。
右翼ってキチガイなんだなぁというのががよくわかるねぇ
57 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/02(水) 22:30:00 ID:QbAOU8Oy
>本社を名古屋市港区大江町に構え、従業員は当面、約200人体制で始動
信じられん・・・あの三菱が空気をよんだ・・・・・
これで名古屋人のハートはわしづかみ
中日新聞、名古屋財界、愛知県庁、名古屋市はじめ各種自治体住民
中央政府の中部支部の人間。
みな共通して名古屋が好き
絶大的ななサポートが見込める、もしかするとこれは成功しかねんwww
58 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/02(水) 22:36:04 ID:LeJkyD5P
最近は日本企業が良く飛ぶな。
59 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/02(水) 22:36:50 ID:ZzfKJDmI
60 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/02(水) 23:42:56 ID:6YwksVWn
省エネする為に、やはり穴だらけなのかな?
欠点はやっぱり、フラッター?
Z飛行機計画に対抗する気だな。
自覚が無いのも困ったものだ
64 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/03(木) 00:15:01 ID:2lomprfH
三菱自動車
三菱航空機
三菱重工
や他三菱グループで共同の工学研究所つくればいいのに
三菱動力機関研究所(熱研)
三菱新材料研究所(材研)
三菱流体研究所(流研)
三菱生産技術研究所(生産研)
三菱先行防衛技術研究所(防研)
三菱メカトロニック研究所
(電機研)
こんな感じで。
>>63そうかそうか
自覚だってさw、
なんで今時昔の物のコピーをアメリカとロシアで作って売ってるのよw、
そうゆうビジネスの話をしてるのにゼロ戦って書いただけで右翼とは恐れ入ったw、
固定観念が無く自由に所有する国外博物館、外人さん向けに需要が有ると思った
んだけどね、しかも外人さんは実際に飛ばしていらっる、
需要も無い固定観念に囚われてる国内向けなんて考えるわけが無いね、普通。
固定観念に終始するあまりビジ板って事も忘れてる事を端的に示す事象ですね、
創・w。
66 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/03(木) 10:34:20 ID:Jex5Za7e
>>57 >信じられん・・・あの三菱が空気をよんだ・・・・・
空気で決めたも何も、ゼロ戦の設計が行われた戦前の建物が残っていて、そこが本社になるんだと思ったが。
日本の航空機産業の本流回帰ということではないのか。
67 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/03(木) 14:37:05 ID:VEc2XBkW
中部「航空産業」に英企業が挑む 名古屋に“拠点”法人
英国の熱処理受託加工企業、ボディコートが2日、日本法人のボディコート・ジャパンを名古屋市に設立したと発表した。
製造業の集積する中部地方を日本進出の拠点に選んだ。三菱重工業が事業化する小型旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)関連の受注にも関心を示している。
同社は35カ国に拠点を持ち、総従業員数は約1万1000人。
自動車、航空機などのメーカーから熱処理加工や車両試験などを受託。
海外の日系企業とも年間5000万−7000万ドルの取引がある。
2007年度の売上高は約1420億円。
アジアでは5カ国目の進出になる。
名古屋市内で会見したジョン・ハバード最高経営責任者は「MRJの仕事もしたい」と具体的な事業目標を語った。
日本法人の事務所は同市西区の名古屋ルーセントタワーに置く。
2年以内に中部地方で工場の買収または新設をし、10年にも稼働させる。
10年間に国内で10カ所の工場を設け、それぞれ50−70人を地元で採用する方針。
各工場で5億円程度の売り上げを見込む。
ttp://www.chunichi.co.jp/article/economics/news/CK2008040302000556.html
68 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/03(木) 14:43:13 ID:CsxSjGSJ
名古屋の強みは自動車以外の航空宇宙産業も日本の拠点だと言うこと、
戦前からの優秀な下請け工場と、アルミや特殊鋼のメーカーがあって、
工作機械メーカーも集約しているということが大きい。
69 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/03(木) 14:45:15 ID:kf7kUWl5
名古屋って言ってもでかいけど、どうせなら、豊橋付近に工場を作って欲しいなぁ〜
浜松と名古屋から人材を融通できるし、中部空港も近いし。
まあ1944と同じで地震が起きたら一発だけどね
空気読んで名古屋に三菱航空機を立てたってのは違うだろ
出資は名航だろうし、元から名航で設計やってた連中が籍変えただけなんだから
本社が名古屋なのは当然と言えば当然
72 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/03(木) 23:22:43 ID:dmqoCLVw
中型航空機市場:中・日の参入で競争激化(上)[朝鮮日報]
ttp://www.chosunonline.com/article/20080402000048 中国と日本が相次いで独自開発した中型航空機の販売を開始し、欧米、ブラジル、カナダが
争う中型民間機市場に挑戦状をたたきつけた。中型機市場はカナダのボンバルディア、
ブラジルのエムブラエルなどがシェアを持っており、今後激しい競争が展開されそうだ。
◆温家宝首相「中国の未来が懸かっている」
中国の国営企業、中国航空工業第一集団公司(AVIC1)は先月28日、米ゼネラル・エレクト
リック(GE)の商用航空機部門(GECAS)から中型機「翔鳳」5機を受注するとともに、
今後20機を追加受注するオプションを盛り込んだ覚書を結んだと発表した。
翔鳳は50億元(約726億円)を投じ、昨年12月に開発が完了した中型機で、70−90人乗り、
部品の60%は国産化に成功した。残る主動力装置のタービン・ジェット・エンジン(GE製)
などは外国製だ。価格はボーイングやエアバスの中型機より30%以上安い2700万−2900万ドル
(約27億4600万−29億4900万円)に抑えた。
中国は航空産業を「次世代の成長産業」と位置づけ、国が積極的に支援を行っている。
翔鳳は政府の全面的な支援を受け、中国の航空会社が181機を導入することが決まった。
中国政府は中型機に続き、150人乗り以上の大型機の開発に2020年までに約7200億円を投じる。
中型航空機市場:中・日の参入で競争激化(下)[朝鮮日報]
ttp://www.chosunonline.com/article/20080402000049 ◆日本の航空機開発、40年ぶりに再始動
日本の三菱重工業は28日、官民で共同開発している初の国産ジェット旅客機「MRJ
(三菱リージョナルジェット)」を事業化すると発表した。86−96人乗りで、2013年に
全日空に25機が引き渡される。同社は今後20年で同クラスの航空機需要が5000機に
達すると予想し、このうち1000機の受注を目標とする。
三菱重工は事業化決定を受けて4月1日付で新会社「三菱航空機」を資本金30億円で設立し、
来年中に1000億円まで増資を行う予定だ。同社には三菱重工のほか、トヨタ自動車、三菱商事、
三井物産、住友商事、日本政策投資銀行などが出資する。日本政府も補助金を支給する。
日本の旅客機事業は、1973年に採算に合わないという理由で生産が中止された「YS-11」以来
40年ぶり(引き渡し年度基準)となる。三菱以外にも川崎重工業などが中型機市場へ参入する
動きを見せている。
三菱重工の佃和夫社長は、MRJの事業化を発表した際、「(航空機生産が)日本の基幹産業の
一翼を担えると信じている」と述べた。
73 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/03(木) 23:25:06 ID:KV1mqDfD
英・ボディーコート、名古屋に国内初の活動拠点を設立
熱処理受託加工を手がけるボディコート・インターナショナル(本社=英国)は今年3月、
日本法人ボディコート・ジャパン(名古屋市西区牛島町6)を設立、名駅「名古屋ルーセントタワー」40階に
国内初となる活動拠点を開設した。これに伴い4月2日、名古屋市内で会見を行った。
同社は、製造業者向けの金属熱処理受託加工・接合、熱間静水圧プレス(HIP処理)、
特殊金属塗装、技術試験などを手がける企業で、イギリスを中心拠点にアメリカ、カナダ、スウェーデン、
中国、インド、シンガポールなど世界35カ国に300カ所以上の拠点を持つ。
昨年の売上高は約1,420億円。
同社では、全体業務の7割を熱処理・金属接合、熱間静水圧プレス(HIP)などを行う
「熱処理事業部」が占めており、市場の4割以上が自動車、航空機であることから、
会見に出席したボディコート・インターナショナルのジョン・D・ハバードCEOは
「日本は世界の中でも自動車産業が盛んで、最近では三菱重工が小型旅客機の受注を手がけるなど、
航空産業にも注力しはじめている点を考慮し、日本進出を決めた」と話している。
また、同社国内初の拠点に名古屋を選択した理由について、同CEOは
「名古屋は、トヨタ自動車をはじめとする国内大手自動車メーカーの営業・生産拠点や、
航空宇宙関連企業が多く集まる場所であると判断したため」と語る。
日本は、中国、インド、シンガポール、タイに続き、アジアで5番目の拠点となる。
同社は、今後2年をめどに生産拠点となる工場を設立し、10年以内には全国10カ所に広げる予定。
生産工場の売り上げ目標は、「1カ所で年間5億円、10カ所で合計50億円の売り上げを目指す」
(ジョン・D・ハバードCEO)という。
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1207224181/l50
74 :
名刺は切らしておりまして:2008/04/03(木) 23:39:22 ID:BRw7pR8d
航空宇宙産業に中部の技術結集 産学官が連携し新組織
http://www.chunichi.co.jp/article/economics/news/CK2008040502001135.html 航空宇宙産業の集積する中部地方の技術基盤を強化しようと、地元の産学官が連携して
「航空宇宙産業フォーラム」を4月下旬に発足させる。三菱重工業が乗り出した小型旅客機
「MRJ」(三菱リージョナルジェット)の事業化をはじめ同産業は成長市場で、自動車産業に
続く次世代の基幹産業に育成する狙いがある。
産業界からは中部経済連合会のほか、航空宇宙分野の本拠地を中部地方に置く三菱重工、
川崎重工業や部品加工メーカーなどが参加。中部経済産業局と愛知、岐阜、三重の3県、
名古屋市、名古屋大が加わる。
航空宇宙産業は、受注に国際認証を必要とするなど、中小企業にとって参入ハードルが
高いとされる。フォーラムは実技を含めた講習会や炭素繊維複合材の加工技術を高度化する
支援などで新規参入を促し、既存企業の技術向上を後押しする。
共立総合研究所(岐阜県大垣市)によると、国内の航空宇宙産業関連の生産高の約5割が
愛知、岐阜両県に集中。三重県にもタラップ車などを製造する神鋼電機の工場が伊勢市にある。
日本航空機開発協会は、民間旅客機の需要が今後、毎年約5%伸び、20年後の運用数は
2倍になると予測する。
三
国産ジェット、離陸できるか −トヨタも出資、真価問われる「オールジャパン」−
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20080403/152157/?P=1 三菱重工業は国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)」の
事業化を決定した。4月1日付でMRJの事業会社「三菱航空機」(資本金30億円)を設立、来年春にも
1000億円に増資し、トヨタ自動車、三菱商事、日本政策投資銀行などが株主として参加する計画だ。
1500億円強とされる開発費の約3割を支援する経済産業省を含め「オールジャパン体制」が整ったが、
それは成功に向けた一歩に過ぎない。
確かに、トヨタは強力な援軍となる。増資後の事業会社への出資比率は1割程度とされるが、
世界のトヨタが株主に名を連ねる効果は計り知れない。
「事業会社の社名にトヨタの名前を入れられないか。世界での営業活動にも大きな効果がある」。
昨年末から出資交渉が本格化する中で、三菱重工の幹部の間ではこんな声も出ていた。
◆首相がベトナム航空に働きかけ◆
MRJ最大の課題は3月28日に会見した三菱重工の佃和夫会長が指摘したように、「次々にお客を
確保できるのかどうか」という販売の問題だ。昨年10月の受注開始前には、「事業化決定までに
国内の航空2社に加え、欧米大手で1社ずつ顧客を確保したい」(同社航空機部門幹部)としていたが、
受注は全日本空輸の25機にとどまった。
世界でのMRJの知名度はまだまだ低い。昨年12月、佃会長がカタールなど中東諸国の駐日大使に
会ってMRJを売り込んだ際も「三菱重工が旅客機をやるとは知らなかった」と言われたほど。
それだけに、世界で圧倒的なブランド力を持つトヨタの出資はMRJ事業へのお墨付きになり、
知名度向上につながる。「あのトヨタが出資する会社の航空機なのだから」と。
三菱重工首脳や経産省幹部が奥田碩取締役相談役らトヨタ首脳陣に出資を働きかけた。航空機は
万が一の事故の場合、訴訟などのリスクもあるが、経産省筋によれば「最後はトヨタも日本の
産業界全体への波及効果の大きさを理解してくれた」という。
〔続き〕
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20080403/152157/?P=2 政府の支援体制も今回は本物だ。三菱重工は1990年代初めに小型ジェット旅客機の開発要請を
断った。当時は政府の開発費支援が30億円強に過ぎなかったからだ。今回は多額の開発費に加え、
販売面での協力も大きい。
例えば、国営ベトナム航空だ。昨年11月末にベトナムのグエン・ミン・チェット国家主席が
来日した際も、福田康夫首相がMRJの購入を働きかけたという。MRJを購入する場合、経産省所管の
独立行政法人である日本貿易保険(NEXI)が邦銀の融資を保証する方向だ。三菱重工が政府に
求めてきた「貸し倒れリスクの軽減」策であり、特に新興国での受注確保も容易になる。
◆中国・ロシアがライバル◆
三菱重工の佃会長は「国に無理を言っているのではなく、世界の競合会社と対等に戦えるだけの
協力はお願いしたい」と語る。というのも、MRJの成功には政治的な支援抜きでは難しいからだ。
座席数が70〜100程度の小型ジェット旅客機市場は今後20年で5000機程度とされる。これまでは
カナダのボンバルディアとブラジルのエンブラエルが市場を二分してきた。だが、今後は中国の
中国航空工業第一集団と、ロシアのスホイが本格参入する。いずれも大国の後押しを受ける。
特に中国は資源外交さながらにアフリカやアジアなど新興国への輸出を支援する。
しかも5000機の新規需要のうち、中国は1100機、ロシアは500機以上とされる。両社は巨大な
母国市場で量産を見込め、容易に投資回収できる。これは日本にない圧倒的な強みだ。
日本はやっと、オールジャパン体制が整ったが、航空機は「国策産業」ゆえに、三菱重工が燃費
など性能面で世界トップの製品を開発したとしても成功が担保されるわけではない。官民一体と
なって、新興国を軸に世界に販路を広げられるのか。オールジャパンの真価が試されそうだ。
79 :
名刺は切らしておりまして:
「MRJ」で県に支援要請 「21世紀の大事業に」
国産初となる小型ジェット機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の事業化を決定した三菱重工業の佃和夫会長(64)と大宮英明社長(61)が九日、
就任あいさつのため県公館に神田真秋知事を訪ね、二〇一三年のMRJ就航を目指した生産に向けての意気込みを語り、支援を要請した。
これに対し、神田知事も「県を挙げて全面的に支援し、機運を盛り上げていきたい」とエールを送った。 (木村靖)
MRJ事業は、プロペラ機「YS11」以来、約四十年ぶりとなる国産旅客機の開発。
しかも、三菱重工業もかかわったYS11の試作機は名古屋空港(豊山町)から飛び立った経緯があり、同社にとって「悲願だった」(佃会長)という。
同社によると、MRJの機体は七十−八十席と、八十六−九十席の二種類ある。
佃会長は「燃費を約30%向上させた高い経済性と低騒音が特徴」とし、大宮社長は「エコ飛行機」と位置付けた。
県内で戦前からの歴史と実績がある航空機産業を、県は次世代産業の一つと位置付け、さらなる発展に向けての支援を表明してきた。
MRJについて、神田知事は「国家プロジェクトであり、二十一世紀の夢のある大事業」と評した。
県は本年度、MRJ向けの技術試験場の用地として、名空港に隣接する国有地二ヘクタールを購入する。
その一角では、県と地元産業界が誘致している宇宙航空研究開発機構の飛行研究施設を配したい意向だ。
航空機産業は、自動車産業よりもすそ野が広い産業と言われており、佃会長は「周辺インフラもまとめて成長していく必要がある」と指摘。
神田知事は、航空機部品の開発や生産に対応するための技術者育成などの中小企業を支援していく意向を重ねて示した。
◆「エコ飛行機」今が開発の時 三菱重工・佃和夫会長
今はちょうど、中、小型機が一番のびている。人の移動体系がポイントからポイントへとなり、飛行機の形態も小型化になっている。
世界での、このクラスの需要は、この20年間で5000機あるともいわれる。
クリーンエネルギー、地球環境に優しいという点では、燃費も既存のものより3割ほどいいし、騒音も少ない。
開発のタイミングとしてはまさしく今だ、と思った。
各エアラインから高い評価を得ているが、世界のマーケットの中で、どれだけ受注できるかのハードルは高い。
今後、詳細な設計を実施していく中で、しっかりと検討して頑張っていきたい。
機体に使うアルミ材を、近年、自動車産業も取り入れている。
トヨタ自動車などの自動車産業との連携も、MRJの製造過程に入っていく中で検討していきたい。
ttp://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20080410/CK2008041002002460.html