後発医薬品中堅の昭和薬品化工(東京・中央)は、東京海上日動火災保険系ファンドの
出資を受け、4月下旬にも経営陣による企業買収(MBO)を実施する。買収総額は負債も
含めて400億円弱とみられる。
昭和薬はファンドの支援を受けて他社との提携や株式上場を目指す。
4月からの政府の医療費抑制策によって、割安な後発薬の需要が拡大すると期待されている。
有望市場を巡り国内外企業からの買収・再編の動きが活発化しそうだ。
昭和薬の野村泉社長ら経営陣は、東京海上キャピタルが運用するファンドと協力し、
昭和薬品化工の持ち株会社であるカロナール(同)のほぼ全株を持つジャフコから株式を
買い取る。
東京海上系のファンドは過去に医療分野の企業買収を手掛けたことから、医薬業界に
知見があるといい、数年内の株式上場を目指す。グループ全体の従業員約240人の雇用も
継続する。
▽News Source NIKKEI NET 2008年04月01日07時00分
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080401AT1D280DI31032008.html ▽昭和薬品化工
http://www.showayakuhinkako.co.jp/