【コラム】米国よ、公的資金注入で「失われた10年」の轍を踏むな! 辻広雅文(ダイヤモンド社論説委員)[08/03/26]
1 :
やるっきゃ騎士φ ★:
[1/2]
サブプライムローン問題に端を発した金融不安が老舗証券会社のベア・スターンズを実質破綻
させ、米金融界の損失が合計10兆ドルにまで及ぶと推測されるに至って、いよいよ米国政府に
金融機関への公的資金注入圧力がかかり出した。
これまで米国金融当局は資本増強の自助努力を強く促し、実際、巨額の損失をきたした金融機関
は、中国や中東の政府系ファンドにまで出資を仰いだ。だが、自助努力だけでは不十分だ、
金融不安が金融危機に深化しないうちに公的資金を注入せよ、というわけである。とりわけ
日本の識者は、「わが国の苦闘の過去を教訓とせよ」と叫ぶ。
日本の苦闘の過去とは、いうまでもなくバブル崩壊後の“失われた10年”を指す。株式、
不動産などの資産価格が下落し、銀行の資本不足による貸し渋り、貸し剥がしを誘発して
実体経済が長期にわたって悪化したわけだが、すでに1992年頃から公的資金投入(当時は
金融機関の資本に注入するという考え方に統一されていたわけではなかった)は議論され
始めていた。
だが、広く国民(産業界の大部分も)は強い抵抗を示し、したがって政治家も官僚もはなから
その気がなかった。己の利益を拡大するためにやりたい放題の乱脈融資を行ってきた銀行だけを
なぜ税金で助けなければならないのか、という感情的反発には凄まじいものがあったのである。
ようやく金融機関への公的資本の逐次注入が始まったのは、金融危機が発火してしまい
いくつもの金融機関が破綻した後の1998年であった。
洋の東西を問わず、金融資本に対する人びとの目は冷たい。現在の米国社会も、略奪的取引
とまで形容されたサブプライムローンの高利貸したちへの反感に覆われているだろう。その
証券化商品を買い込んだ金融機関に同情するはずがない。
下手に手を出せば政治問題化する。大統領選挙のさなかにとてもそんな冒険には出られない--
米国政府は、そうした政治的困難のなかにある。
だが、それを乗り越えて、公的資金を注入しなければ手遅れになる、と日本の識者は主張して
いるのである(皮肉を言えば、日本の金融危機に際し、早く公的資金を注入せよと毎日のように
大蔵省に圧力をかけてきたのは、米国政府であった)。
だが、私は、公的資金注入は、現時点では反対である。日本の金融危機に学ぶべき第1の教訓は
公的資金注入ではない、と考えている。
現在、住宅バブルがはじけ、証券化商品の価格が下落し続けている。投機的行為が集中したの
だから、その反動による急落はやむを得ない。それによって生じる損失は、誰かが負担しなければ
ならない。
続きます。ソースは
http://diamond.jp/series/tsujihiro/10021/ http://diamond.jp/series/tsujihiro/10021/?page=2
-続きです-
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問題は、下落し続ける証券化商品の底値が見えないことにある。底値が見えないから金融機関の
損失は確定せず、相互不信も消えない。この状況で資本注入するのは意味が薄い。
おおよそでも損失額が見えていなければ、必要十分な注入額が分からない。注入額が不十分で、
2次注入が必要になったら、さらに市場は不安になるだろう。もっと言えば、現時点で公的資金を
注入させるのは、経済を回復させるために逆効果ですらあるだろう。
なぜなら、下落し始めた相場を回復させるための鉄則は、落ちるところまで落とすこと、それも
できるだけ早く、だからである。落ちるところまで落ち、合理的な価格としての底値が見えれば、
自然に買いが入り、反発するからである。バブルを潰しきる、と表現してもいいだろう。
では、今、底値はなぜ見えないのだろうか。流動性不足と恐怖感で買い手が不在になり、
クレジット市場大混乱に陥っているからだ。トリプルAの債券すら3割も4割も大暴落し、
市場の価格形成機能が完全に麻痺しているのだ。
的確な信用リスクが反映される構造が壊れてしまい、価格は大きく歪んでいる。このままでは、
落ち着くべき底値すら突き破って、オーバーシュートしてしまうかもしれない。とすれば、
何よりこの価格形成機能を回復させることが最優先課題となる。
実は、これこそ中央銀行の専門家に託された役割なのである。単純に市場を買い支えるのでは、
むろんない。例えば、金融機関が抱える流動性の低いローン債券と中央銀行が保有する流動性の
高い財務省短期証券を一時交換し、流動性を与え、市場に資金を呼び込むように仕組むのである。
これは高度な金融技術の粋を結集し、巧みな市場操作によって果たされる難題であり、中央銀行
にも実はこの分野の専門家は少ない。90年代から2000年代前半、市場に不良債権の自律的価格
形成機能を付与すべく実務家として腐心してきた1人が、白川方明・日銀総裁代行である。
米国中央銀行のFRBのスタッフは昨年夏以降、この日銀のスキルを学ぶべく何度か来日している。
市場の価格形成機能の回復という難題を克服し、オーバーシュートという市場の暴力的特性を
制御し、適正価格としての底値が発見されれば、証券化商品価格は反発する。そうなれば、利益を
見込んだ民間の資金、資本が自在に動き出す。公的資金は不要、あるいは最小限ですむことになる。
日本はバブル崩壊以降、政官財揃って資産価格の下落に度を失い、歯止めをかけることが最優先
課題となり、株の空売り規制や公的資金による買いを出動など、公的介入が繰り返された。それが
いたずらに場当たり的、逐次的だったこともあって、底値の発見が遅れに遅れ、10年以上も
資産価格がずるずると下落し続けた。落ちるところまで落とすという相場の鉄則を無視したので
あった。その結果、その間にいたるところで複雑骨折が生じ、回復に膨大な資金と時間を
費やした。これこそ、日本に学ぶべき教訓であろう。
-以上です-
関連スレは
【金融】米金融不安:日本の危機に酷似 「公的資金投入」待望も…金融緩和だけでは乗り切れず [08/03/17]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1205763950/l50 など。
依頼を受けてたてました。
3 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 13:58:27 ID:VpugHmrU
ブッシュじゃ無理
4 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 13:59:49 ID:jiX0LgBy
5 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:01:22 ID:CnQfBqbA
一定額以下での不動産売買を禁止すればよい。
6 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:02:59 ID:sZrkSl/m
俺たちはお前ら日本人とは違うとか言ってるよねw
7 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:08:09 ID:CoeCjPLM
勉強になるなぁ
でもバブル崩壊で損したのは大部分がお金持ちだった
今回はお金持ちは既に原油とかにシフトして一般庶民にも被害が出始めてる
そっちの方が問題だ
8 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:13:10 ID:W0Yxq42p
損失10兆ドルはまずいだろ!
9 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:15:14 ID:/fpvYYY3
つまり世界中のお金でアメリカに
たくさんの住宅を建ててあげたということです
10 :
ゴルゴ13:2008/03/26(水) 14:15:18 ID:H7Wz6POm
だったらFRBは白川を引き抜けばいい
11 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:16:33 ID:6ZTTp4Lk
困れば国が助けてくれるはもうやめろ。自己責任で我慢。国民が悪い。
12 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:17:34 ID:xo4+wFL4
と、10年越しの不況で何も学ばなかった輩がほえる
13 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:19:46 ID:Q4ter3ID
少なくとも朝銀への血税注入は世紀の大失態だったがな
14 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:21:09 ID:Dy5oymGt
>>7 馬鹿ですか?
バブル崩壊で損したのは、リストラされた一般サラリーマン家庭や
このまま行くと住宅が買えなくなるという煽り文句にだまされて
高額のローンを組んで家を買った人たちだよ。
そろそろ現在の世界的経済拡張主義から降りる準備をしておこうや。
外面はそんなことはおくびにも出さず、秘密に進める。
高く登れば登るほど、落下の衝撃は大きい。
そして最後はチキンレースで崖っぷちを乗り越えるまでやらされる。
そんなことにはならないように、上手く立ち回ろう。
バカ丸出しだな。公的資金の投入が遅れたから、底なしの不況になったんだが。
んで、なぜ公的資金の投入が遅れたのかというと、銀行に対して厳しかったからじゃない
ぎゃくに、情報公開で不正融資がばれるのが恐ろしかったからなんだよ。
一番やばいところは隠蔽する時間が欲しかったというだけの話。
いい加減、経済学の基礎もわきまえない低学歴がエコノミストを名乗るのは止めて欲しい
17 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:23:48 ID:SPr2rs0R
流動性トラップきたああああああ?
18 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:23:53 ID:jXloIbCO
>>16 公的資金を投入した現在も日本は内需が低迷し
外需頼みの景気だが?
たまたま投入した後外需が飛躍的に良くなっただけで
日本経済は根本的に悪化の一途だぞ
>>18 投入しなかったらもっと悪くなっていた。と考えられないのが低学歴www
公的資金をどこにでも注入するってのは徳政令なので下の下の策ってのは自明の理
ならばと日本の場合、銀行だけに注入することで銀行が破綻しそれが大企業にまで連鎖するという最悪の事態を免れた
バランスを崩す代わりに日本を救った、ってのは褒めすぎだけどさ
どこかに使えばバランスは絶対崩れる以上、どこに使うのが一番マシだったかと言えばやっぱ銀行なんでない?
まあこのソースはならば公的資金は使うな、テクニックでカバーしろといってるんだけどね
そんなスーパーテクニックは歴史で試されたことがないから机上のものでしかない、このソースのも含めて
つまり机上の空論なのか実現可能な理論なのかのバクチを打て、とこのソースは言ってるわけだ
21 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:30:17 ID:SR9qlBWm
市場の価格形成機能ってなにかね?
結局、証券の信用を評価するものさしを与えるということになるんじゃないの。
ああ、だからそれを財務省証券の流動性への信頼に担保させるってことなのか?
公的資金の注入という処方は、政治的決定の偶然性に左右されるからな。
なんとなく理解した。
22 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:32:41 ID:p43HzY7K
まさに正論だな。まだまだ米国市場の負っている傷が浅すぎる。
23 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:34:10 ID:p43HzY7K
>>16 おまえは
>>1の内容が理解できていない。もう一度落ち着いて読んでみろ。
24 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:34:25 ID:ZW0HYdSM
でもアメリカは対処がめちゃくちゃ早いわ。
日本がちんたら地方にムダ金ばら蒔いて、
根本的原因である不良債権処理を先送りし続けたのに比べれば。
損失が毎月増えてる
確定するまで無理じゃね
結局10年後wwwww
27 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:41:26 ID:SR9qlBWm
>>24 しかしいまや日本では、
当時の不良債権処理の加速が、つぶれなくてもいい中小をつぶしたとの、
反動的な論調が目立ってきているな。
とくに2ちゃんとかでは、竹中小泉にくしという感情がいまうずまいている。
労働市場を流動化させて日本を外資にうりはらって、格差を拡大し、日本式経営の善さを切り捨てたといって。
のどもとすぎれば、ってやつかな。
28 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:41:30 ID:jXloIbCO
29 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:41:56 ID:p43HzY7K
理解できているつもりの人間に「理解しろ」というのは確かに酷だったな。
>>28 資産デフレから実体経済の悪化はタイムラグがあるというのが経済学の常識です。
ネットばっかりやってねえで少しは本を読めよ
31 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:43:26 ID:jXloIbCO
>>27 根本的に中小を潰しいまだ個人消費が回復しない原因は
消費税の増税やそのごの個人負担増の政策群だから
32 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:44:00 ID:jXloIbCO
>>32 アフォですかwwwバブル崩壊から
実体経済の悪化は4年しかタイムラグがありませんがww
低学歴は黙りなさい
34 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:47:52 ID:jXloIbCO
>>33 だからいまだ回復してない
ずっとデフレが続いてるだろドアホ
35 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:49:50 ID:IX/QBWj9
ようするに信用の源泉である銀行などには
市場原理は効かないということだよ。
じゃあどうすればいいか。
今回の件なら不動産ローン債権の販売に関わった人間すべて
責任に応じて財産没収の上首にする。そしてバランスシートが回復するところまで
公的資金注入してリスタートさせる。これがベストだろう。
>>34 アフォですか、まともな経済政策を打たなければ
デフレはスパイラルするに決まってるだろバカ。
経済学の基礎もわからない低学歴は死ね
37 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:51:47 ID:IX/QBWj9
日本ならバブル時に不動産の投融資に関わった銀行員をすべて首にして
ゼロからリスタートさせる。
やらなかったから、こうなってる。
わかりきった結論じゃないか。
38 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:52:48 ID:xo4+wFL4
日本の場合はどう考えても、公的資金の投入が遅すぎたからだな。
公的資金を注入しても効果がないとか・・・
ありとあらゆる無効論者は日本語を間違えすぎだよ。
39 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:53:18 ID:wmVqc8m1
経済学(笑
金融工学(笑
最近、政治スレではどうも稚拙な論調の政治評論家が増えているように、
経済スレでも数年前の株ブームに託けて触った輩が多い。
40 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:54:15 ID:IX/QBWj9
なぜそんなわかりきったことができなかったかといえば、
バブルの乱脈融資に当時の政治家官僚が深く関わっていたからだ。
バブルに関わった銀行員をぜんぶ首にするとバラされてしまう。
だからできなかった。隠し続けた。わかりきってる。
日本は正しいことのできない下らん国だった。それだけのこと。
42 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:56:10 ID:jXloIbCO
>>36 はぁ?
お前の
>>19に対するレスだろうがドアホ
効果的対策をうったと主張したんだろ?
頭大丈夫か?www
43 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:57:45 ID:wmVqc8m1
>>42 だから低学歴は思いつきで者をしゃべるのをやめろ
さいしょから手遅れだったといってるんだがwwww
心臓麻痺を起こしてから血圧下げたってそれだけじゃ
しょうがねえんだよバカ。
サブプライムって壮大な釣りだろ
初めから返せるあてのない奴にローン(アメだからノンリかも)
つくらせて、ちょうどこなれてきた新古の住宅を底値で金持ちがゲット
はやく気付け、皆の衆!
46 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 14:59:51 ID:IX/QBWj9
>>43 真実を見ないものに正解は出せない。
乱脈融資の証拠隠しを10年してきた結果、その後10年デフレということだ。
47 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 15:03:54 ID:wmVqc8m1
真実を見つけることは難しい
48 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 15:03:57 ID:IX/QBWj9
今回のアメリカには
返済不能のレベルの人間に多額のローンを組ませた小詐欺師と
その詐欺師のもってきた債権をまとめて世界中に売った大詐欺師と
2つの悪人が居るわけだ。
日本のバブル当時の政治家官僚と同じ悪どいやからだ。
その輩どもをどうするかでサブプライム問題が根本的解決するのか
どうかが決まる。
49 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 15:04:56 ID:QP+n3fPM
この記事は一種の煽り記事だな
落とすところまで落としたらたぶん底値で安定して反発してこないだろ
50 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 15:05:59 ID:TWbiZ+ps
>37
公的資金の注入、ってあいまいだけど
言い方変えれば学校や町内で積み立てていた資金を、その内の加入者の
商売が傾いたから積立金から貸してやるってのと同じだよな。
夕張市みたいな市役所公務員でさえ食うや食わずの賃金カットで再建
しようとしているのに銀行員の給与がカットされたなんて聞いたこと
なかったしな。
51 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 15:06:56 ID:IX/QBWj9
バブルの乱脈融資に関わった政治家官僚を
処断しなかった日本は投資不適格国となり、
ハゲタカしかこない国になった。
アメリカもサブプライムに関わった悪人を処断しないと
投資不適格国の烙印が押され、ドルは信任を失う。
公的資金の注入は正解だ、それが日本による人柱の答え
やってダメなのは損失処理だ、これをすると下落が下落を呼ぶ
損失の拡大は止まらないし底なし沼となり底なんてない
いくら処理しても処理すればするほど損失が拡大するので総額は不明なままだ
そして金融システム不安が起きて、もうダメだとなり公的資金をぶち込んだ
モラルがどうのといっていられる状態でもなくなった
よって公的資金の注入の課題はモラルをどうするかだけだ
日本は緊急時なので日銀が買い取るとかしてしまった
これは日銀自体にも問題が出てしまう
だからアメリカは別会社を作って資本注入、そしてそこが買い取るとした
日本で起きたことを良く研究してるよ
53 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 15:11:20 ID:IX/QBWj9
サブプライムで大儲けして100億の退職金をもって
逃げたCEOを財産没収、逮捕しなかったしよう。
そして公的資金を投じて経営を再開する。
するとどういうことが起こるかといえば、また同じことをしだす。
わかりきったことだ。
金融機関の悪事には恐怖を感じるぐらいの罰を与える必要がある。
54 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 15:12:20 ID:x6zwyWMJ
>>40 あんたの言うとおり
>>43 それも一理だが、相当数の悪い連中が息のあった連係プレーをしたから
事態がここまで悪化した訳だから。
その辺のチンピラレベルじゃ不可能なこと。
そこのところの根の深さをじっくり考えてみた方が良いと思うな。
>>49 落とすところまで落としたら金融システム不安が起きる
そのまま落とし続けたら金融クラッシュして破滅
反発どうのではなく、その世界そのものがぶっ壊れる
56 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 15:21:19 ID:IX/QBWj9
iTの発明でニューエコノミーといわれたが、
結局、魔法ではなかった。
過去と同じように年6パーセント以上のゲインは得られないのだ。
それ以上に稼いだ分は、どのみちいつか損失を受けなくてはならない。
金融の正常化とはそういうことだ。
アメリカ今まで手際よすぎ
去年の春にはもうサブプライムショック後のシュミュレートしてただろ!
58 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 15:25:11 ID:ym7UH3tP
59 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 15:25:45 ID:PBOxFdta
>>55 その通り。この記事書いたやつはそこが分かってない。
60 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 15:33:05 ID:x6zwyWMJ
まずは30腸炎ドブに捨てた訳か
焼け石に水にもならないだろうな
クレジットとかどうするつもりなんだろ?
日本はまだ貯蓄があったから帳尻あわせることが出来たけど、
国も国民も借金体質じゃあ相当やばかろうに
61 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 15:35:05 ID:IX/QBWj9
実際に価値があるならオーバーシュートして安くなれば
バフェットやアラブファンドが買いにくるから、
安心して悪人を処断すればいいのだ。
金融不安など悪徳政治家の保身のための口実にすぎない。
62 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 15:36:50 ID:IX/QBWj9
バブルの利益はその後の損ということも
逃れられないセオリーであり、
どのみち損は来るのだ。
63 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 15:37:39 ID:ym7UH3tP
>>60 サブプライム債の流動性を一瞬回復させる程度の意味しかないよね。
損失が800兆円とか1200兆円で済むなら、100兆円くらいぶちこめばなんとかなるかも
しれんけどね。www
64 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 15:39:22 ID:IX/QBWj9
日本のバブルの利益に対する損は、
15年かけて国民、とくに氷河期におしつけて消化中であるだろう。
それと同じように、サブプライムの損は、
どの程度の年月かしらぬが誰かが被ることは決定してるのだ。
65 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 15:49:14 ID:qaEHuKYt
スティールパートナーさんご活躍の舞台が整いました、どうぞご存分に!
66 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 15:58:58 ID:UPMCbU0G
>>40 不良債権つくった頭取が退職金もらって
その後を継いだ頭取が、粉飾で刑事告発されたりな。
あれはひどかった。
>>55 政府なり中央銀行が
「必要ならば、いくらでも資本注入する」
と、まず宣言してからテクニカルなことを
実行しないと、いくらでもオーバーシュート
してしまうよな。
67 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 16:22:34 ID:kLcOvXJL
68 :
叩く人 ◆.VH0CFA24Q :2008/03/26(水) 16:24:20 ID:g4JY1Q/J
>>1,2
変な記事だなあ。金融機関の破綻は落ちるまで落とそうとした結果とも言えると思うんだが。
どう考えても公的資金を投入した方がキズは浅くすむはずなんだが。
日本の場合、バブル崩壊後92〜95年の間に、総額で50兆円の景気対策をやって
とりあえずはなんとかなったが、97年から財政再建で消費税を上げた途端、
基本的に政府のミスなんだが、バブルの不良債権もあって、あっさり銀行や証券会社が倒産。
景気も悪化してしまい、50兆円の景気対策が無意味に。
98、99年にもう一回累計約40兆円の景気対策+以降の数十兆円の公的資金投入で
ようやく持ち直した感じだと思うんだが。
俺感じ的には、最初から景気対策と公的資金投入をセットでやってれば、50兆円もかからなかった思うがなあ。
69 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 16:28:36 ID:57cZDedX
>>68 よく「小泉・竹中の不良債権処理は、効果が無かった」
みたいなことを言う人がいるけれど、あれは1992-93年頃に
やらなければならなかったはずの不良債権処理を
十年遅れでやらざるをえなかっただけだよね。
あなたの言うように、1990年代前半で処理を終わらせて
いれば、処理に必要金額は、もっと少なかったし、
国民への痛みも小さかったし、今みたいなデフレにも突入しなかった
と思う。
あれ〜?
ノーベル賞受賞者二人の投資ファンドが潰れた金融ショックの時は、
グリーンスパンだかが音頭を取って公的資金投入したアメリカの初動を褒め称えてたはずなんだが・・・。
しかも、住専の救済措置を妨害しまくったマスゴミ世論を無かった事にして、
「フットワークの遅い日本政府とは違う」
とかほざきまくってた頃から10年も経ってないんだけどw
そもそも、
会計基準変更騒ぎの時とか規制緩和騒ぎの時に、
「アメリカ金融マンセー!」
「クリントンサイコー!」
「日本はアメリカの言う事に従ってナサーイ!HAHAHA!」
言ってたのはダイヤモンドだろ?
何でココまで厚顔無恥な記事かけるかね?
共和党は伝統的に公的資金注入には反対の政党ですからね
それに選挙近いしカオスの中で大統領チェンジも無理ぽ
公定歩合もこれ以上下げたらインフレ突入
これで前回100.00まで戻したけど昨日の指標でケースシラー住宅価格指数も駄目
消費者心理指数も駄目で100.00割れ
んで、今夜重要指標4連発(耐久財受注・新築住宅販売件数関連)で
アメリカの死亡
1ドル=95円の世界へようこそ
日本人って、公的資金投入しても、した側もされた側も刑事責任どころか民事責任すらとらないのにだいぶ渋ったよね。
アメリカ人は確実に数百人単位で豚箱だから渋るのわかるけどさ。
74 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 18:02:32 ID:c6rDndKl
>例えば、金融機関が抱える流動性の低いローン債券と中央銀行が保有する流動性の
>高い財務省短期証券を一時交換し、流動性を与え、市場に資金を呼び込むように仕組むのである。
まさか、米の高リスクローン債券と日本保有の米国債を一時交換て話じゃぁないよな!
そんなことをしたら、究極の貢クンの21世紀版で円安になる一方
75 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 20:03:36 ID:QRlYdVd0
原則論を言えば、どんな理由であれ、破産しない、または破産させることが出来ない
企業が存在することは資本主義ではなく、特定な企業や社会層のための社会主義である。
国のある政策によって、特定の企業、社会層だけが恩恵を受ける社会は民主主義でも
自由主義でもない、その対極に位置するファシズムの世界である。
現在のFRBの政策の問題点は、一つは実質的なマイナス金利政策を採っていること。
公定歩合2.25%、2月の消費者物価指数(前年同月比)4.00%。
日銀のゼロ金利政策では、物価指数はマイナスであったので問題は少なかった。
これは、FRBから資金を借りることが出来る者だけが、借りれば借りるほど
利益が出ると言う倒錯した世界である。米国政府が世界各国に膨大な借金をしている
現状を考えるなら、これは国家による犯罪に等しい。各国は内政干渉とは明らかに違うのに
唯々諾々として批判の声さえ上げないのは何故か?FRBの一翼を担う連銀の株式10%を
日銀が保有しているせいだろうか?
もう一つは論者の提案と重なる。これは論者に聞かなければならない。FRBが引き取った
不良債権は最終的にどのように処理されるのか?責任者が責任を取らない社会は、先ほど
述べたことと同じ、一部の社会層だけに存在する社会、すなわちファシズムの
社会である。
76 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 20:15:54 ID:mcbsQJW8
公的資金なんか入れたらりそなのインサイダーみたいになるじゃん
77 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 20:18:01 ID:EcggUpbj
78 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 20:27:55 ID:Pv0URKT3
金融資本家と政治家は裏で繋がってるんだろ?
なんてったって魔法の金のなる木の銀行様を政治家が潰すわけないだろ
10兆ドルって始めて聞いた、
どこから出た数字や年?
ゴールドマンサックスの最新レポートでも1.2兆ドルくらいだぞ
80 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 23:06:26 ID:wfIsrkGf
どっちにしろドルの下落は避けられない。
81 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 23:11:25 ID:aarE4j7C
公的資金を注入したから日本は一応立ち直ったんだろ・・・
82 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 23:17:20 ID:inAtPPs5
アメ様を助けるための
低金利政策!
83 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 23:24:04 ID:Dy5oymGt
>>48 アメリカのサブプラの特徴は、日本と違って連帯保証人制度がないから
債権回収不能になったら、保証人の所まで借金取りが行かないのがアメリカ流。
つまり、日本と違って貸し倒れが起きやすいということ。
まあ、アメリカは、「そんな奴に貸す方が悪い。」という貸す側もリスクを
追っているのが日本と大違いなんだよね。
だから、「貸した金は返すのが当たり前。」という概念がない。
そういえばアメリカには借金取りのプロがいて
政府公認の資格があるってたけしの番組でやってたな
85 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 23:32:20 ID:b2aaMMYz
>>69 公的資金投入は必要、不良債権処理は不要でそ
86 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/26(水) 23:37:30 ID:he1uaXHO
マスコミが徹底的にネガキャンやったから、日本が駄目になったんだろ。
公的資金投入にネガキャンして、派遣・フリーターマンセーしまくって日本を壊したのは
>>1だろ。
>>79 サブプライム前の全世界の株価債権総額と
サブプライムで下落した今の価格差を比較すると
十兆ドルぐらいになるらしい
ちなみに日本にそれを当てはめたらバブル崩壊で
800兆円wwwww
>>1 そもそも失われた10年の発端は、住専国会で公的資金注入に失敗したから
じゃないかと。15年に延びた理由は、公的資金注入の責任問題を10年後
の既に関係ない経営者に追わせようとしたことによる反発が原因の一つじゃ
ないかと。
まあ、どっちにしても日銀法改悪と、速水元総裁が諸悪の根源だったわけだが。
>>88 住専問題がこじれた理由としては農協の存在が大きいよな
農協経営陣に責任をとらせることが政治的にどうしてもできなかった
90 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/27(木) 04:26:31 ID:pKPh2786
>>75 俺はさくらとか住友とか富士とか潰せばよかったと思ってるよ。
せっかく財閥解体できるチャンスだったのに生きながらえさせたおかげで
日本経済は変革する事ができなかった。
91 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/27(木) 06:17:47 ID:tMGqNjS2
イラクの戦争をやめて世界中から軍隊を退けばこんなマイナスなんか一発だろ。
あれが一番の無駄遣い。
92 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/27(木) 14:24:29 ID:IMnHMThz
>>88 超同意。
ちなみに、このコラムを書いたヤツは前編集長なんだぜ。
ダイヤモンドってすごいよなw
93 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/27(木) 15:24:07 ID:taPMgg+z
>>88 1992年の夏に株価が暴落した時、
当時の宮沢総理は住専問題と、
不良債権問題の深刻さに
気がついていたけれど、何もしなかった。
「失われた十年」は、ここからカウントするのが
金融関係者の間では普通。
日債銀なんかも、この時点で資金ショートし始めていた。
ただ、この時点では公に議論すらしなかったので
ほとんどの国民は知らなかった。
「国民の反発」は住専国会の時から、
という指摘は正しいけどね。
失われた10年そのものが米国の
アレだと思うけど
日本株は銀行の不良債権問題で日経7000円台まで売り込まれたからな
アメリカ株もサブプライム完全解決するまでは下がり続けるだろうね
96 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/27(木) 21:20:51 ID:Jj9wT13b
金融発端の経済危機にたいしては、
当事者の逮捕、財産没収がセットでなくてはならない。
97 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/27(木) 21:23:03 ID:Jj9wT13b
それ以外のすべての策は、
ごまかし、問題先送りに過ぎないことを
日本が今証明している。
>>93 朝日新聞でも最近特集でやってたね。日銀総裁にも
話をつけていたそうだが、宮沢はやらなかった。
やらずにすめば・・・・という思いがあったんだろうけれども、
その迷いが大きかったと言うことなんかね。
>>90 財閥なんて既にないよ。
今あるのは、旧財閥系だった会社だけだ。
>>93 そういや、91年に就職活動していた頃には、既に日債銀は破綻確定扱い
だったな。長銀はまだ大丈夫だと思われていたけど。
>>98 でもなぜか平成の高橋是清とかわけわからんあだ名がつけられていた。
高橋是清なら、片面印刷の日銀券を各銀行に山積にするくらいの実行力が
あったはずだろと。
101 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/30(日) 05:52:25 ID:HZLpD1Of
郵貯で穴埋め
102 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/30(日) 08:43:45 ID:heNYDL0v
日本は「失われた10年」を終えて「さらに失われる10年」を続行中です
それにしてもあれだけ批判したアメリカが公的資金投入か
ダブルスタンダードはアメリカの国技と言われるだけあるな
104 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/30(日) 09:48:54 ID:UTr6aOih
ニクソンショックにしろ、プラザ合意にしろ、本質は、
ドルを切り下げ=他国通貨を切り上げ した上でドル建て不良資産の処理にあたるわけだから、
他国通貨に対して「ごめんなさい、債務不履行・元本割れです、だけど為替変動してる分損失は少ないです」
って事でバンザイしてもらってるわけだろ。
本当の問題は、そうやって何度も不始末しでかしている債務者が、バンザイした後も「また懲りずに」
紙切れ刷って、実需と関係無い仮想マネー膨らませてバブル作ってるのに、
そこにカネ与えちゃう、って事だろう。
対米への貸付の焦げ付き・資産の目減りが為替変動分和らいだとて、損失は確実に発生してるわけだからなぁ。
アメリカという国そのものが「サブプライム層」なのに、ドルで決済する以上は為替リスクが発生するし、
その為替リスクそのものが投機の対象になってるから、めでてー話だよ・・・・
105 :
名刺は切らしておりまして:2008/03/30(日) 23:13:38 ID:RNwk+qIA
アメリカジャンボジェットが墜落する日本を尻目に90年代に高度急上昇
→ ITバブルで片翼破損 →ITバブル後はもう片翼の住宅需要が牽引して高度
上昇 → 住宅需要も破損 → 墜落中
っていう感じだから別の動力源必要な状態でしょ。
少なくとも公的資金の投入を動力源にすべきで無いと思うが(公的資金の投入
による乗数効果が本当に1以上になるか歴史的変遷から疑問)オバマが大統領
になったらそれをやりかねない希ガス。
オバマよりもヒラリーの方がやる可能性が高い。
オバマは経済政策については、あんまり左じゃないみたいだから。
支持層も知識人層と若年層が主体で、直接の被害対象である
40〜50代のあまり豊かじゃない世帯にオバマは軸をおいてない
ような報道をよく見かける。
107 :
名刺は切らしておりまして:
まさか米金融会社がインドやロシアに買収される日が来ようとは・・・