佐世保市が進める佐世保港周辺再開発事業「ポートルネッサンス21計画」で、商業施設を
中心とした再開発案に対し、中心商店街関係者らが「共存共栄は難しい」と再検討を要望
している。市はあくまでも「公募による提案の結果」であることを強調、朝長則男市長は
今月末までに最終案を決める方針だ。計画を巡る動きを追った。
「魚が減っているときに網を大きくしても何もプラスにならない」
2日夜、中心商店街内の佐世保玉屋で開かれたまちづくりに関する講演会で、NPO法人
「地域経営支援ネットワーク」(東京)の藻谷浩介理事長(43)が語気を強めた。
講演会は、計画の再考と文化施設の整備を求める「佐世保のまちなかの未来を考え育てる会」
(会長=竹本慶三・市商店街連合会長)が主催。藻谷理事長は「『市内にブランドのそろった
店が必要』『大型商業施設ができれば福岡に行かなくなる』という考えは間違い」と述べ、
データを示しながら、佐世保の商圏の小ささや「買い物世代」の先細りを指摘した。
この計画を巡っては、市が昨年2?5月、「新みなと暫定広場」などの計1万9000平方
メートルを対象に分譲希望者を公募。応募した民間4社の提案は、すべて飲食・物販を中心と
した商業施設だった。学識経験者や市幹部らでつくる選考委員会は今年2月、この中から2案
に絞り、朝長市長に報告した。
市長が3月末に最終的な計画案を決めると、その後、具体的な「基本計画」が策定され、
早ければ今秋にも計画地が事業者に引き渡される見通しだ。
市は昨年9月、佐世保港周辺の利用について市民2000人(うち有効回答613人)を
対象に独自にアンケートを実施。整備を希望する施設(複数回答)として「レストランや
店舗など」と並んで、「公園やイベント広場」(ともに23%)が最も多かった。
6日の市議会代表質問では、永山正幸議員(自民党市民会議)が、文化施設などを求める
商店街側の要望に対する市側の考えをただした。しかし、朝長市長は「『公募で選ぶ』という
“約束”を履行する責務がある」とし、公募の中から生まれた商業施設構想を見直す考えが
ないことを示唆。また、別の市議からは「市民の理解が不十分なまま事業が進められている
のでは」との声も上がった。
県内では昨年以降、商業施設を巡る動きが相次いでいる。長与町では昨年11月、県が大型
商業施設の出店を不許可にした一方、長崎市では、民間会社が約1万6000平方メートルの
社有地に、約120の専門店などを含む複合商業施設の建設を進めている。
残された時間は少ない。竹本会長は「市として土地を売らなければならないのは理解できるが、
再検討を求める気持ちは変わらない」としており、より多くの市民にこの関心を持ってもらう
よう活動を強めていく考えだ。
ソースは
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20080316-OYT8T00454.htm 依頼を受けてたてました。
カナダに在るよなジャグジーやプール、室内公園なんかもある超大型商業施設にしていいんじゃね?インターも近くにある。三、四ヶ町は更地にして日本一長い駐車場とイベントできる公園。市内一帯に有料シャトルバスを巡回させれば良い。中途半端が一番ダメだろ?