★三菱マテリアル、四日市に半導体用シリコンの新工場
三菱マテリアルは14日、三重県四日市市に半導体用素材である多結晶シリコンの新工場を
建設すると発表した。投資額は335億円。年産能力は1000トンで2010年1月に生産を始める。
日米の既存2工場に新工場を加えることで同素材を3割増産する。日本や韓国、台湾の半導体
メーカーが一斉に生産を拡大しているのに対応する。
三菱マテは多結晶シリコンでトクヤマに次ぎ国内2位。増産するのは高純度の多結晶シリコンで、
フラッシュメモリーやDRAMのウエハー素材として使う。三菱マテは多結晶シリコンの大半を
同社が出資するSUMCOに供給。SUMCOがこれをウエハーに加工して半導体メーカーに納入する。
新工場は既存の四日市工場の近接地に建設する。一部インフラを既存工場と共同利用して
建設コストを抑える。新工場建設にあたり既存工場の2倍強の敷地を購入、10年以降にさらに
年産3000―4000トン規模の増設を検討する。
ソース:NIKKEI NET(14日 23:35)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080314AT1D1409714032008.html