Googleがテスト中のAd Managerは、検索広告だけでなく、動画やグラフィカル広告にも
対応した広告配信サービス。無料で利用でき、AdSenseの購入は強制されない。
ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)
米Googleは、Webパブリッシャーがオンライン広告販売を管理し、コンシューマーが
Webページを表示するたびに広告を表示するのに使える新サービスを発表する計画だ。
この新サービスは、今週31億ドルをかけたDoubleClick買収が完了したことを受けて、
Googleが広告製品の拡大を計画していることをいち早く示すものだ。
新サービス「Ad Manager」は広告配信を無料で提供するもので、限られた数のWebサイトで
テスト中だ。このような広告配信サービスは従来、DoubleClickなどの企業が
Webパブリッシャーに有料で提供してきた。パブリッシャーはたいていの場合、自身の広告を
配信するときでさえ、コンシューマーがWebページを開いたときに広告を表示するのに、
このような広告配信企業に頼っている。
GoogleはAd Managerの利用者が、Webサイト上の空いている広告スポットにGoogleが
販売する広告を表示することに同意してくれると期待している。Googleは販売した広告の
売り上げに対して手数料を受け取る。
この動きは、GoogleがWeb検索結果などのコンテンツと一緒に表示される小さなテキスト広告
以外にも、広告製品を拡大しようとしている中で進められている。この種のテキストは、現在
Googleの売上高の大半を占めている。一方では、消費者支出の減速がオンライン広告にも
及ぶのではないかという懸念もささやかれている。
Googleは、Ad Manager利用者にGoogleのAdSense広告の掲載を義務付けることはないと
している。利用者は、より高い収益が得られる場合はほかのオンライン広告ネットワークの
広告を掲載することもできるという。Ad Managerはグラフィカル広告、ビデオ広告、
テキスト広告などの形式に対応する。
Ad ManagerはGoogle自身が開発したもので、中小規模の営業部隊を持つWebパブリッシャー
が対象だと同社は述べている。一方DoubleClickの広告サービスはもっと大規模な
広告営業部隊向けだという。一部の業界幹部は、GoogleがいずれはDoubleClickの
広告配信サービスを無料にするのではないかと推測してきた。Googleの広報担当者は、
DoubleClick製品の無料化計画は現時点ではないとしている。
ソースは
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/13/news087.html 関連スレは
【企業買収】マイクロソフト(MS):日本でもネット広告事業大幅強化 近くM&A初展開[08/03/10]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1205194288/l50 【広告/ネット】百度、中国最大手検索サイト「Baidu.com」の広告商品を日本国内で販売開始[08/03/13]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1205392749/l50 など。
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