大学の講義内容をWebで公開することには、多くの人が関心を持っているようだ。
NTTレゾナントと慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合機構が、
インターネットを利用したアンケート調査「gooリサーチ」で明らかにした。
同様のアンケート調査は、平成18年12月にも行われており、今回の調査では、
前回以上に大学が講義内容をWebサイトで公開する取り組みが評価されていることが
分かった。有効回答1000人。
調査の結果、大学が講義内容を公開することについて93.8%の人が肯定的な評価を
しており、特に「非常によい」という評価が4ポイント上がって33.2%となった。
また、こうした講義内容が見られるWebサイトについては、全体の8割以上が
利用したいと答えている。
そうしたサイトで実際に見たいと思っている学問分野は、経済学(33.3%)、
情報科学(33.3%)、経営学・マーケティング(32.9%)、文学(27.8%)、
医学(23.4%)となっている。
見る場合に重視する点としては、講義の分かりやすさ(28.9%)、
講義のラインナップの豊富さ(20.3%)、講義テーマの面白さ(19%)が上位を
占めた。前回と比べると、講義の分かりやすさが増加し、テーマの面白さは低下した。
現在、慶應義塾大学、大阪大学、九州大学、京都大学、東京工業大学、東京大学、
同志社大学、立命館大学、名古屋大学、北海道大学、早稲田大学、筑波大学、関西大学、
京都精華大学、女子栄養大学の15大学が、インターネットで講義を公開している。
こうした取り組みが、大学の知名度向上につながるかはまだ分からないが、
講義のWeb公開は、これから大学が生き残るための戦略の一つになるだろう。
ソースは
http://tech.braina.com/2008/0311/other_20080311_001____.html 依頼を受けてたてました。