★三菱重工、大型風力発電機の部品調達を抜本的に見直し
三菱重工業は主力の2・4メガワット大型風力発電機の部品調達を抜本的に見直す。
2010年度までにベアリングや制御部品の調達先を現在に比べ2倍以上に拡大、
増速機の内製も検討する。温暖化問題を背景に受注が急増する同社の2・4メガワット
風力発電機はフル生産状態で、納期も2年程度となっている。部品調達を見直すことで、
製造コストを引き下げ納期短縮化を図る。
三菱重の2・4メガ機は風力発電機の大型化ニーズを反映し、06年末に受注を
開始以来、累計受注数800台以上となっている。現在、大型翼はメキシコ合弁工場や、
長崎造船所(長崎市)で生産。関連部品は増速機を石橋製作所(福岡県直方市)から全量を、
ベアリングや制御関連の各部品も国内外メーカーから調達している。市場競争が激しさを
増す中「調達先を大幅に広げ、コストダウンを図る」(同社首脳)。
ソース:日刊工業新聞(掲載日 2008年03月10日)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120080310035bcao.html