米国の消費者心理が急速に悪化している。ミシガン大が29日発表した2月の消費者信頼感
指数は前月比7.6ポイント低下の70.8と1992年2月以来、16年ぶりの低水準となった。
株安、住宅価格の下落、ガソリン高で個人の景気先行き懸念が高まっている。
ミシガン大によれば、足元の景気判断を示す一致指数は13.6ポイント減の83.8、今後の
予測を示す期待指数は5.7ポイント減の62.4。期待指数の直近のピーク(2007年1月)からの
低下率は29%に達し、90年代前半の景気後退期(24%低下)を上回るペースで、消費者心理が
冷え込んでいる。
一方、1年後の物価上昇率予測は前月の3.4%から3.6%に上昇、消費者の間で、インフレ
懸念が高まっていることもわかった。
▽News Source NIKKEI NET 2008年03月01日13時02分
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080301AT2M0100701032008.html ▽University of Michigan
http://www.umich.edu/