運河を生かした街づくりに取り組む半田、北海道小樽(小樽運河)、
宮崎県日南(堀川運河)の3市の市長が意見を交換する「運河サミットin半田」
が25日、半田市雁宿町の雁宿ホールであった。
県が実施している景観シンポジウムと同市制70周年記念事業を兼ねて県と市が
共催。国、県、市町村の職員や市民など約530人が活発な意見に耳を傾けた。
基調講演では、名古屋市立大の瀬口哲夫教授が「美しい運河のあるまち 日本3大
運河の提唱」のテーマで講演。「産業の変化によって衰退する運河が多い中で、
3市の運河の周りには歴史的な建築物もあり美しい。半田市の蔵は墨絵のような
美しさ。日本3大運河と名付けたい」と話した。
この後開かれたパネルディスカッションでは、各市長が運河の状況や現在に
至るまでの経緯を説明。半田市の榊原伊三市長は景観を守るため、運河周囲を
景観重点整備地区に指定したことなどをスクリーンに写真を写しながら紹介した。
パネリストの一人で、観光情報誌「るるぶ情報版」などを発行する
JTBパブリッシングの鳥沢誠取締役編集制作本部長は
「水と船は切っても切れない関係。運河が船の魅力をどう引き出していくかが
今後の課題」と話した。
榊原市長は「昨年、運河に屋形船を浮かべたら好評だった。そのための桟橋を
作ることも必要。運河を拠点の一つにして、小樽、日南両市のような観光行政団体へ
の移行を進めたい」と語った。
ソースは
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20080226/CK2008022602090472.html 依頼を受けてたてました。