★伏木海陸運送、伏木港設備を拡張・ロシア向け貨物急増
伏木海陸運送は海外向け物流拠点となる伏木港(富山県高岡市)の設備を大幅に拡張する。
主にロシア向けに中古車輸出が伸びているうえ、トレーラーごと貨物を輸送するRORO船の運航が
増えるのに対応する。田中清夫社長が20日、明らかにした。
伏木港万葉ふ頭の社有地を活用し、積み込む自動車を待機させる専用のモータープールを、
現在の1万5000平方メートルから2万5000平方メートル規模へ広げる。今後、自動車以外にも
増加が見込まれるコンテナ貨物に対応した設備の増強も検討する。4月にも着工する。
2007年7―12月の取扱貨物は446万1000トンと前年同期比3%増えた。東海北陸自動車道の
7月の開通で、中京圏からアジア向け輸出の中継地として伏木富山港の利用が見込めるのに
備える狙いもある。
同日発表した07年12月期の中間連結決算は経常利益が5億600万円と黒字転換。08年6月期通期の
予想は連結経常益が8億2000万円、当期純利益は4億1000万円といずれも上方修正した。
ソース:NIKKEI NET(2月21日)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080220c6b2001r20.html