★トマトベリー3位入賞 世界見本市 アジア初の快挙
二月七日から九日までドイツ・ベルリンで開かれた「フルーツ・ロジスティカ2008
(国際果実・野菜マーケティング専門見本市)」(メッセ・ベルリン主催)で、革新的な商品や
サービスを表彰する「イノベーション アウォード2008」にノミネートされていたトキタ種苗
(さいたま市見沼区、時田巌社長)のミニトマト「トマトベリー」が三位に入賞した。
「フルーツ・ロジスティカ」は、果物と野菜の分野で世界有数の見本市。出展社数と来場者は
毎年過去最高を更新している。十六回目となる今回は、世界六十八カ国から二千百十社が
出展し、百二十五カ国から五万人が来場した。
イノベーション アウォードには多数あった応募の中から十の候補がノミネートされ、
来場者の投票により順位が決められる。メッセ・ベルリン日本代表部によると、アジア圏での
ノミネートは初めてで、しかも三位入賞は大変な快挙という。
トマトベリーは、ハートの形をした直径約三センチのミニトマト。既存のミニトマトに比べて、
ビタミンCやリコピンが多く含まれ、栄養価も高い。甘みと酸味のバランスが絶妙で、トマト特有の
癖のある味がなく、スィーツ感覚で手軽に食べられるのが特徴だ。
名前の由来は、時田社長が自宅に持ち帰った際、当時二歳の長女が「いちごをありがとう」と
言ったことから、ストロベリーのベリーを付けた。
時田社長は「日本産のトマトベリーが世界に認められ、とてもうれしい。日本の農業関係者の方が、
海外での販売を考えるいいきっかけになれば」としている。
この春には、家庭菜園向けの新品種「トマトベリーガーデン」の発売を予定。
(※問合せ先電話番号(Web埼玉宛)の記述は省略しました。)
ソース:Web埼玉 2008年2月21日(木)
http://www.saitama-np.co.jp/news02/21/04e.html 画像:世界有数の見本市で3位に入賞した「トマトベリー」
http://www.saitama-np.co.jp/news02/21/04e.jpg