西日本高速道路(大阪市)は18日、施設内の電力などすべてのエネルギーを
自施設内でまかなう「全エコロジー型」のサービスエリア(SA)を2年以内に
九州自動車道で第1号店を整備する方針を明らかにした。すべてのエネルギーを
自家発電でまかなうSAは、全国初という。
「全エコ型」のSAで使うすべての電力は、太陽光や風力など自然エネルギーで
発電。SA内で使う水は、雨水や地下水などを想定している。また、使用した水は
そのまま排出せず、浄化して再利用していく。
実用化に向けた研究を進めており、西日本高速の石田孝会長は「6割ぐらいまで
構想が進んでいる。九州で1号店をつくりたい」と話した。
同社の事業活動で使用する電気量の約25%は、SA、PAでの使用が占めている。
同社はこれまでに、名神自動車道路の桂川PAなどで、一部の電力を太陽光発電で
まかなう試みを始めている。今回は一層の電力削減や、民営化後の環境保全努力を
アピールする狙いなどから「全エコ型」のSA設置を目指すことになった。
同社は、今年度にSA、PAを管理する西日本高速道路サービス・ホールディングス
も加えた「環境管理会議」を設置し、組織横断的に環境対策を強化している。
これまでに、トンネルやインターチェンジ(IC)、料金所などの照明施設を
省エネ型に転換した結果、18年度の高速道路での電気使用量は前年度比で
4・7%削減した。
他の高速道路会社で「全エコ型」のSA設置を予定しているところはない。
「検討しているが、コストとの兼ね合いで難しい点もある」(中日本高速道路)
という。
ソースは
http://sankei.jp.msn.com/life/environment/080219/env0802190200000-n1.htm 依頼を受けてたてました。