バイオベンチャー企業の坂本バイオ(秋田市)と秋田県総合食品研究所は、
サンゴハリタケ科のキノコ「ヤマブシタケ」にメタボリックシンドロームを
予防する効果があることを動物実験で確認した。ヤマブシタケを原料とした
栄養補助食品を販売している同社は、東京都内で27日から開かれる
「健康博覧会2008」でデータを公表する。
同社によると、高脂肪食だけを4週間にわたって与え続けたマウス群(6匹)と、
同量の高脂肪食にヤマブシタケの抽出物を加えたマウス群(同)を比較した。
体重100グラム当たりで分析した結果、ヤマブシタケを加えた群の平均が
体重で約4.4グラム、内臓脂肪で約0.9グラム、中性脂肪値の濃度では
1デシリットル当たり33.17ミリグラム少なかった。
ヤマブシタケには脂質代謝改善作用があるとして、同社と総合食品研究所は、
メタボリックシンドロームの予防やダイエットコントロールの補助効果が期待できる
と判断。健康博で共同研究成果を発表するとともに、人に効果的な摂取量や
用法などをさらに研究する。
ヤマブシタケは日本や中国、欧米など広範囲に分布し、広葉樹の樹幹、切り株に
着生する。中国では高級食材として珍重され、国内では認知症に有効なキノコと
して話題になったこともある。
坂本バイオは2000年からヤマブシタケの研究を開始し、腸内環境や便通の改善に
効果があるとして製品化。08年度にはメタボリックシンドロームに着目した
特定検診が義務化されるなど、該当者や予備群の減少が求められることを念頭に置き、
昨年10月から共同研究に取り組んでいた。
連絡先は坂本バイオ(TELはソース参照)。
ソースは
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/02/20080214t42013.htm 動物実験で、脂肪代謝改善作用が確認されたヤマブシタケとそれを素材にした製品
http://www.kahoku.co.jp/img/news/2008/20080213031jb.jpg 坂本バイオ
http://www.sakamotobio.com/ 依頼を受けてたてました。