【IT】「東京ユビキタス計画・銀座」体験レポート、未来の銀ブラスタイルとは?[08/02/13]

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1やるっきゃ騎士φ ★
ソースをご覧になった方が画像があってわかりやすいかもしれません。
http://bcnranking.jp/news/special/0802/080213_88p1.html
http://bcnranking.jp/news/special/0802/080213_88p2.html

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日本を代表する繁華街、銀座。ここでいま、「東京ユビキタス計画・銀座」という何やら
怪しげなプロジェクトが進行中だ。東京都が取り組む、ユビキタス社会の実現に向けた
プロジェクトだというのだが、これだけ聞いてもなんだかよくわからない。百聞は一見に
しかず、ということで早速体験ツアーに潜入してみた。

そもそも「東京ユビキタス計画」とは、東京都と国土交通省が取り組んでいる、ユビキタス
・コンピューティングの実証実験プロジェクトだ。ここでいうユビキタスとは、日本語で
「どこにでもある」という意味で、ユビキタス・コンピューティングは、高度なネットワーク
をいつでもどこでも誰でも使えるようになることを目指している。

実用化の暁には、いま自分がいる場所や周辺の情報、最寄の施設情報とそこまでの道順など
が簡単に手に入るようになるのだという。現在はその実証段階で、以前は上野や浅草でも
行ったという実験の、次なる舞台に選ばれたのが銀座というわけだ。しかし本当にそんな
ことが可能なのだろうか? ケータイやノートPCがあればいいんじゃない? など疑問は
尽きない。そこで詳細を知るべく、実証実験の体験ツアーに参加したレポートがこちらで
ある。

ちなみに、この体験ツアーは、3月1日まで毎日午前と午後で3回ずつ、それぞれ30名ずつ
募集しており、「東京ユビキタス計画・銀座」のWebサイトから申し込める。中学生以上で
あれば、誰でも無料で参加可能だ。

ツアー当日、まずは銀座駅地下の受付会場で、「ユビキタス・コミュニケータ(UC)」を
受け取る。タッチパネル操作がメインの携帯端末で、銀座のさまざまな情報を表示する、
今回の実験のキモといえる装置だ。さらに手首にICタグリーダー、頭にはヘッドフォンも
装着し、なんだか不思議な格好に。周囲の視線を感じつつ、体験ツアーに出発だ。

まずは銀座駅地下道からスタート。「銀座コア」へ向かってナビゲートが始まる。UCの
画面には、さながらカーナビのように、周囲の写真と、道順が矢印で表示される。音声ナビも
付いており、まずはヘッドフォンの謎が解ける。ナビ通りに進んでいくと、画面が切り替わり、
次の道順が表示される。ユーザーの現在位置をUCが認識しているらしいのだが、いったい
どうやって? ふと天井を見上げると、何気なく埋め込まれた赤外線ポート。このポートの
下を歩くと、自動的にUCが場所情報を読み込み、画面に表示する仕組みなのだ。

移動中、今度は地上の様子がパノラマ写真で再生された。パノラマ写真はぐりぐりと左右に
動かせ、銀座に初めて来た人ならずとも面白いだろう。また、この伝えるべき情報を伝える
タイミングが絶妙なのだ。赤外線ポート、いい仕事をしている。

-続きます-
2やるっきゃ騎士φ ★:2008/02/18(月) 12:49:59 ID:???
-続きです-
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●ちょっと切実なあんな時にも--
地上に出ると、「銀ブラモード」なるモードが起動した。なにやらセレブな響きだ。これは
銀座4丁目交差点を中心に、付近の地図や店舗情報などが利用できるモード。地上で位置情報
を送信するのは「無線マーカ」というボックスで、植え込みの陰や、街灯の袂にさりげなく
佇んでいる。この中に発信器が入っており、半径10-20m以内に入ると、UCが位置情報を
受信する。

基本的には銀座の歴史などのあらかじめ用意してあるコンテンツを見ながら街を散策するの
だが、時おり店舗や観光地の紹介が挿入される。さらに、店舗に近付くと、フロア構成など
の情報が一目瞭然。なんとなく気になっていたけど、入ったことはない、そんな店の情報が
将来見られるようになれば、入る勇気が湧いてくるかもしれない?

また、街を歩いていて意外に困るのが、急にトイレに行きたくなったとき。そのためだけに
どこかのカフェに入るのもイヤだし、かといって手近な場所は思いつかないしで焦りばかり
が募る--そんなちょっと切ない時もUCの出番。なんとトイレなどを検索し、その場所まで
ナビゲートしてくれるのだ。

さらに、設置場所だけでなく、トイレ内部の写真まで用意している。これは、たとえ
障害者用のトイレでも、設備によっては利用できない人がいるための配慮だという。
ユビキタス・コンピューティングの掲げる、「いつでもどこでも誰でも使える」という
精神は、こんなところにも反映されていたのだ。

●受付に戻るときまでがユビキタスです
散策中、辺りを見渡すと、街灯や店頭など、そこかしこで「東京ユビキタス計画・銀座」と
書いたプレートが目に付く。これは中にICタグが埋め込まれており、手首のリーダーを
近づけることで情報を読み取り、UCが対応するコンテンツを再生するためのものだ。
忘れた頃ではあるが、リーダーの役割もここで明らかになる。

プレートにはICタグの他、3種類の情報タグもプリントされており、携帯電話でも利用する
ことができる。キャリアによって対応するコードが違い、詳細は「東京ユビキタス計画・
銀座」のWebページで紹介している。情報タグを読み取るためのソフトのダウンロードも
ここで行う。

さて、「銀ブラ」を堪能したので受付に戻ることにする。もちろん帰り道もナビ付きだ。
UCの「返却場所」を検索し、案内してもらう。すると、筆者が全く知らなかった地下道へ
の入り口が表示された。銀座にはよく来るのだが、これには驚いた。たとえ初めて銀座に
来た人でも、これなら目的地まで最短距離で移動でき、とても便利だ。銀座の道に詳しいと
自負している人は、UCと対決してみるのも一興かもしれない。

-続きます-
3やるっきゃ騎士φ ★:2008/02/18(月) 12:50:13 ID:???
-続きです-
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会場に戻って端末を返却すると、「パーソナルホームページアカウント」なるものを
もらった。指定のWebサイトにログオンすれば、自分が散策した情報を見られるのだという。
今日のツアーの戦利品といったところか。

今回ツアーを体験して思ったのは、非常にユーザーに優しいサービスだということ。
システムが現在位置を自動的に判別し、必要なときに適切な情報を提示してくれるのは
便利だ。今回実験用に用意されたコンテンツだけでも、観光客は非常に喜ぶはず。

端末に関しては、現段階では、持ち歩くには少し重い気がした。ただ、まだ実験中なので、
とやかく言うところではないかもしれない。また、端末の小型化や高機能化、サービスの
普及のために、民間企業が参加してくれば面白い。たとえば、スマートフォンやiPod touch
と、このサービスが連携したら、と考えるとなかなか楽しみになってくる。

ネックになるのは、莫大な数の無線・赤外線マーカの設置だが、このインフラに関しては
都や国も積極的だという。東京都は、観光振興や産業の活性化を目標に、国土交通省は
少子高齢化を見越し、年配の方や障害者の方に社会参画をしてもらうための「自律移動
支援プロジェクト」として参加している。

このプロジェクトが実現すると、たとえばちょっとした情報であれば、ネットにつないで
検索する必要がなくなる。欲しい情報がまさに「リアルタイム」で手に入るようになるのだ。
この「リアルタイム」という部分は、携帯電話やノートPCにはまだない部分だ。いずれは
街そのものが、いつでもどこでも誰にでも優しい、ユニバーサルデザインとなる
「ユビキタス」の時代は、すぐそこまで来ているのかもしれない。

-以上です-
依頼を受けてたてました。
4名刺は切らしておりまして:2008/02/18(月) 12:51:40 ID:hKTjINrw
とりあえず
宙に浮く画面を開発してください
5Ψ:2008/02/18(月) 14:02:18 ID:NSwZMsOA
あれ?またやってんの?
前回、参加した。銀座で。
持ち歩くモニターが小さくてかなり見づらかった。
屋外だし、あまりモニターに頼るのはどうかと思ったな。
いちいち目の前の風景と、小さいモニターを見比べるのは面倒なんだよ。
むしろ音声だけでどんどん進ませてほしい。
観光ガイドさんのことを思いだしてほしい。
いちいちガイドさんの顔を見ながら見物はしないだろう。
声だけ聞きながら、建物や景色を観察するものだろ?
目の前の景色、そこに興味をひかなきゃだめだよ。
6名刺は切らしておりまして
マスゴミは横文字やめようとか言ってたくせに
ユビキタスコンピューティング
ユビキタスコミュニケータ
わかんねーんだよカスども