東レ(東京)は12日、ニット生地を生産、販売する全額出資子会社の東レ・テキスタイル(愛知県稲沢市)が
同業の井波テキスタイル(南砺市)、マツモト・テキスタイル(大阪市)を
四月一日付で吸収合併すると発表した。
異なる編み方の生地の生産や糸加工を手掛ける三社を統合することで、事業基盤や開発力の強化を図る。
井波テキスタイルは前身の東洋ナイロン編物を経て1976年に設立。
伸縮性があり水着やスポーツウエアなどに用いる経編(たてあみ)(トリコット)生地を
月に百万メートル生産する。
同社と糸加工や丸編生地の東レ・テキスタイル、ラッセル生地のマツモト・テキスタイルとの合併で、
加工事業と編物事業の垂直的連携を強める。
今回の統合は、東レが中期経営課題として掲げる国内関係会社の統合再編の一環。
アジアなどからの輸入品に押されて経営環境が厳しい中で経営の効率化を進める。
三社の2007年度の売上高合計は約60億円の見通しで、10年度に65億円以上を目指す。
北國新聞
http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20080213303.htm 依頼あり
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