【2月12日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビ(Abu Dhabi)で
10日、世界初となる二酸化炭素(CO2)を排出しない「ゼロ・カーボン・シティー」
の建設が開始された。
「マスダール・シティー(Masdar City)」と名付けられたこの新都市は2015年の
完成予定で、総面積は6.5平方キロ、開発費は220億ドル(約2兆4000億円)。
想定人口は5万人で、太陽エネルギーをはじめとする再生可能エネルギーで都市全体を
賄う。「マスダール」はアラビア語で「源泉」を意味する。市内の移動には電気を
動力とする「自動ポッド」を利用する。
UAEの原油、天然ガス埋蔵量はそれぞれ世界第5位と4位で、その大半は
アブダビ首長国に埋蔵されている。今後150年間は採掘できる見通しだが、
ほかの多くの産油国と同様、UEAも原油依存経済からの脱却を図ろうとしている。
現在、UAEのエコロジカル・フットプリントの数値(人間の自然環境依存度を示す指標)
は世界最大。世界自然保護基金(World Wide Fund for Nature、WWF)の2004年の
報告によると、国民1人当たりの天然資源消費量は世界1位だ。
ソースは
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2349380/2626185 依頼を受けてたてました。