岐阜市・柳ケ瀬の岐阜メルサ「ファッション館」を買収した中川物産(名古屋市港区)
グループの中川信男会長(65)が中日新聞の取材に応じ、北側に隣接する旧センサ
跡地と一体化して高層複合ビルを建設する構想があることを明らかにした。
ファッション館は当面営業を継続するが、大規模再開発に発展する可能性もあり、
注目が集まりそうだ。
中川氏は、ファッション館の今後について「リニューアルするか再開発するかは、
採算を考えてこれから決める」と話した。その上で、再開発を進めるケースでは
「地元の人や行政とも相談して決めたいが、柳ケ瀬が発展し、当社としても有効活用で
きればいい。センサと一体で再開発した方が地域にとってもいいと思う。やるなら
住居と商業施設の入った高層の複合ビル」とした。
同社が関係者に構想を示すのは、建物が引き渡される3月末以降となる見込み。また
「(現在ファッション館に入っている)テナントが出るまでに1年半くらいかかる」
との見通しも明らかにした。
同社は、破たんしたグランドタマコシ(愛知県一宮市)が所有していた旧センサの土地を
整理回収機構を通して買い取ったものの、その後、別の企業に売却している。この企業は
「まだ何も計画はない」としているが、中川物産側が旧センサを買い戻すなどして
メルサと一体化すれば、1500平方メートル近い土地を活用した大規模な開発となる
見通しだ。
中川物産は、中川氏が26歳の時に愛知県半田市で開いたガソリンスタンドから
スタート。スタンドの数を増やしながら石油会社の油槽所を買収して卸売業にも乗り出し、
大手商社トーメン(当時)の石油部門子会社を買収するなどして成長を続けてきた。
現在は、全国の官公庁や民間企業を取引先とした石油販売や物流を柱に、不動産などを
含め、国内外で幅広く事業を展開している。
ソースは
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20080207/CK2008020702085607.html 依頼を受けてたてました。