【医薬】低迷する大衆薬市場で好調、小林製薬のM&A戦略 [08/02/06]

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1本多工務店φ ★
大衆薬は、サプリメントや健康食品に押され、市場の縮小傾向が続いている。
ところが、ここに活路を見出しているのが小林製薬だ。

同社は、2007年1月1日、創業当初から手がけていた医薬品卸事業を
業界トップのメディセオ・パルタックホールディングスに譲渡し、連結対象からはずした。
2008年3月期は売上高は11%減少するが、一方で営業利益は2.6%の増益を見込むという。
その原動力となったのが大衆薬である。

同社の大衆薬事業の売り上げは、198億円(2007年3月期)。
2006年に発売したメタボリック症候群向け医薬品「ナイシトール」は前期で年間35億円を売り上げるまでに育っているが、
大衆薬メーカーとしては中堅どころにとどまる。
しかし、小林豊社長は「大衆薬はまだまだ伸ばせる有望事業」と言い切る。

その秘策の一つがM&A戦略だ。
じつは小林製薬はこれまで、
売りに出された中外製薬の大衆薬事業(ライオンに譲渡)やゼファーマ(第一三共が買収)の買い手として手を挙げてきた。
旧カネボウの事業売却の際も、薬品部門だけの分離買収案を提示したが、ことごとく縁がなかった。

「M&Aに積極的に取り組む姿勢には変わりはないが、
 大物狙いだけではなく、小さい案件でも確実に育て上げていく」(小林社長)

現に、2005年にブランド買収した「命の母」は、当時の売上高は3億円程度だったが、
初年度で大衆薬のヒットの目安といわれる10億円の売上高を突破した。
更年期のクスリであることを明確にアピールしコマーシャルを積極的に投入、更年期薬市場をがっちり押さえた。

「ブルーレット置くだけ」に代表される巧みなネーミングとニッチ戦略で知られる小林製薬は、
大衆薬でも同様の手法を取り、奏功したといえる。

前述のナイシトールにしても、「防風通聖散」という成分自体は漢方薬で一般的なものだが、
メタボリック症候群を前面に出したことからヒットにつながった。

2007年9月に発売した耳鳴り用薬品「ナリピタン」にしても、
処方そのものは新しくないが、新市場開拓に自信を見せる。

「罹患率が低いが潜在力が大きい市場が狙い目。
 埋もれているクスリを検索する専門部隊を開発チームに置いている」と、
小林社長は明かす。

巧みな商品戦略に加えて小規模なM&A戦略にも貪欲な姿勢を見せる小林製薬。
低迷する大衆薬市場に一石を投じそうだ。
(『週刊ダイヤモンド』編集部 大坪稚子)

ソース:ダイヤモンド・オンライン inside
http://diamond.jp/series/inside/02_09_002/
2名刺は切らしておりまして:2008/02/07(木) 00:50:03 ID:jirRAulp
小林製薬の糸ようじ
3名刺は切らしておりまして:2008/02/07(木) 00:57:03 ID:gOAX9rj/
ここの製品ってさぁ
隙間産業的なのばっかだよね
4名刺は切らしておりまして:2008/02/07(木) 00:57:55 ID:X/3dO4cM
>大衆薬は、サプリメントや健康食品に押され、市場の縮小傾向が続いている。

原因分析が間違っているような気がしてならない。。。
だが、他に原因といえるようなものは・・・?
まいどおなじみ収入の減少とかか・・・?
5名刺は切らしておりまして:2008/02/07(木) 01:04:44 ID:HF/VoQZx
ネーミングセンスが9割じゃね?
6名刺は切らしておりまして:2008/02/07(木) 01:05:40 ID:HF/VoQZx
>>3
ゲップを止める薬とか出たのは糞ワロタ
7名刺は切らしておりまして
もうちょい外貨狙いでいってくれ。国内で不毛な消耗戦はやめてくれ。