Googleは4日(米国時間)、OpenSocial API Specification (v0.7)の仕様が確定したと発表した。
OpenSocialはWebで動作するソーシャルアプリケーションを開発するためのAPIセット。
多くのコンテキストで活用できるAPIを開発することでアプリケーション開発を容易にする目的がある。
OpenSocial APIに対応したソーシャルサイトであれば、OpenSocial APIを使って同ソーシャルサイトで
動作するアプリケーションを開発できるようになる。
OpenSocial API 0.7はすでにhi5とorkutでの採用が予定されている。
OpenSocial APIではとくにソーシャルネットワークに保持されているプロフィール、保持しているデータ、
友人データなどの情報にアクセスするメソッドを提供することに主眼が置かれている。
要するにソーシャルネットワークサービスがOpenSocial APIに対応してくれれば、
どのソーシャルネットワークサービスでも同じWebアプリが使えるようになる、というのを目指している。
使われる言語はJavaSriptだ。APIリファレンスもJavaScript向けに用意されている。
OpenSocial API 0.7ではAPIイテレーションが拡張されているほかviral-spread機能の導入、
アクティビティストリームテンプレートの導入、ガジェット仕様の追加、ガジェットAPIの追加が実施されている。
特に注目すべきはガジェット機能が仕様書に盛り込まれたことだ。
これはガジェットが複数のソーシャルネットワークサービスで動作する時代がくることを示唆している。
ガジェットそのものが広告媒体としての興味をさらに広げることにつながりそうだ。
DataPortabilityなどソーシャルネットワークデータの相互接続性向上を目指した取り組み、Webから知人関係を検索する
Social Graph APIの登場など、ソーシャルネットワークサービスは相互接続性の向上へ向けた取り組みを急ピッチで進めている。
今回発表されたOpenSocial API 0.7は特にソーシャルネットワークに互換性をもたらすAPIとして注目されるものだ。
ソース
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/02/05/033/index.html