楽天メディア・インベストメントは、東京地裁へ特別清算を申請し、1月17日に同地裁より
特別清算開始決定を受けた。
同社は、楽天の100%出資子会社として、2005年10月に楽天グループのメディア・通信
関連会社の株式保有を目的に設立。2005年10月にTBSの株式、2007年7月にフュージョン・
コミュニケーションズの株式を取得。その後も、両社の株式を買い進めていた。
しかし、TBS株式の買い増しについてはこれまで膠着状態が続いていたほか、収益面では
設立第1期目となる2005年12月期以降の年収入高の計上がなく、2006年12月期は、経常
損失約10億3900万円、当期損失約12億7600万円で3期連続の最終赤字となっていた。
そのため2007年11月にTBSの保有株式全て、同年12月にフュージョン・コミュニケーションズ
の保有株式全てを楽天へ譲渡し、同年12月20日の株主総会の決議により解散していた。
負債は楽天からの借入金を中心に約220億円。
http://www.rbbtoday.com/news/20080128/48199.html