関空社長、08年度目標達成に自信
発着13.5万回
関西国際空港会社の村山敦社長は23日の記者会見で、中期経営計画で定めた
2008年度の年間発着回数目標の13万5000回について「景気や原油価格の動向次第だが、
現状では全く心配していない」と述べ、計画通り達成が可能との見通しを示した。
村山社長は全日本空輸が08年度の事業計画で関空発着便を増便することなどを根拠にあげ、
「増便基調が崩れる事はないだろう」と自信を示した。
07年度目標の12万9000回は、原油高で就航に悪影響が出ていることから
「かなり苦戦しているが、近い姿に持って行きたい」と述べた。
一方、関西空港と対岸を結ぶ連絡橋(3・75キロ)の道路部分の国有化を受け、
大阪府泉佐野市が空港島にかかる固定資産税の増税を検討している問題については、
「直接聞いておらずコメントできない」と前置きした上で、
「現在負担している以上のものをむしり取るような考え方はおかしい」と反発した。
泉佐野市は、道路部分の公道化で年間約8億円の固定資産税収を失うことから、
国の財政支援が得られない場合、空港島の固定資産税率の引き上げを検討している。
村山社長は「関空会社だけに(負担を)はね返すことは常識的にやらないだろう」とした。
(2008年1月24日 読売新聞)
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