新年の抱負を胸に、未踏のキャリアに挑戦しようと人々が希望に燃え、
職探しを始める1月は、一年の中でも転職活動が最も盛んになる時期だ。
彼らの活動が実を結んだ場合は、年が明けてから数カ月の間に大量の離職者が出ることになる。
現在の仕事への不満から転職を考えたケースが大半を占める彼らにとって、
退職の日は何より喜ばしい一日だろう。
パテーションの間を走り回り、「ようやく辞められる! きゃっほ〜!!」と叫び出す誘惑に
かられる人も、少なからずいるはずだ。
だが、いくらそうすることで一時的に気が晴れるからといって、仕事も上司も気に入らず、
新しい職場に移るのが待ちきれないからといって、クビからうまく逃げおおせられたからといって、
オフィスで大喜びするなど愚の骨頂だと、転職関係の専門家は警告する。
以前の同僚に信用照会を頼む可能性が出てくるかもしれないし、
狭い業界であるだけに、その元同僚と再び席を並べることも考えられるのだ。
冒頭で指摘した通り、仕事上のあらゆる事柄と同様に、退職の方法にも良い悪いがある。
もっとも、不適切な辞め方をすれば悪目立ちするのは当たり前なのに、そうした愚行は今も繰り返されている。
ともすれば判断を誤りがちな、これまで築いた関係をぶち壊しかねない悪い辞め方と、
有終の美と換言できるよい辞め方について、キャリアアドバイザーや採用および転職専門家に意見を聞いてみよう。
■自分の選択が本当に正しいのか確認する
毎年多くの会社員が夢の仕事を求めて退社し、新しい雇用先を見つけたものの、
結局は期待を裏切られ、元の職場に復帰することを切望するという。
リクルーターはこうした人々を、「ブーメラン社員」と呼んでいる。
そんな二つ名で呼ばれたくないなら、辞職する前に、自分の選択を何度も徹底的に検討する必要がある。
とはいえ、それでも間違った選択をしてしまい、前の会社に出戻る可能性を考えれば、
穏便に退職することが一番の得策であると分かるだろう。
ソース(
>>2以下に続きます)
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0801/19/news003.html http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0801/19/news003_2.html