ダイキン工業は17日、2010年にも北米の床暖房市場に参入すると発表した。
欧州で販売している住宅用ヒートポンプ式温水床暖房を投入する計画で、
販売数量などは今後詰める。
米国の暖房器具市場は約1兆5000億円。
大気中の熱を使って温水をつくるヒートポンプ式は省エネ効果が大きく、
環境配慮を売り物にガスや石油ストーブなどからの切り替えを促していく。
米国の電力会社が出資している米電力研究所と共同で2月にも一般住宅での試験運用を始め、
使い勝手や性能など製品の評価を受け販売に備える。欧州で生産し、北米に輸出する。
ダイキンは欧州でヒートポンプ式温水床暖房を年間100億円程度販売している。
米国では一昨年に買収したエアコンメーカー、OYLインダストリーズが保有する
米国での販売網を生かして攻勢をかける。中国への参入も検討しており、市場調査を始めた。
ソース
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/tegakari.aspx?site=MARKET&genre=c3&id=AT1D1706C%2017012008