日産自動車は、国内販売ネットワーク強化の一環として昨年から展開を始めた地域統括会社について、
2008年度は「東京・神奈川」など3地域で設立する計画だ。
統括会社は、地域ごとに販売会社との連携を強め、現場重視で「強い店舗」づくりを推進する狙い。
また、地域内の日産の連結対象販社(直営販社)の本社機能を統括会社に移管し、間接業務の効率化も図る。
昨年6月には第1弾として中部地区に「東海日産」が設立されている。計画では08年度上期に
「東京・神奈川」と「近畿」の2社、下期には「九州」にも設立する。東海を合わせたこれら4地域で
日産の国内販売の6割程度をカバー、地域統括制度が大きく前進する。
残る北海道、東北、関東など6地域については、先行する4地域での成果を見ながら設立を検討する方針。東海日産の設立によって、同地域の昨年4 - 12月の販売シェアアップは0.5ポイントと、オール日産の0.4ポイントを上回る実績になったという。
《池原照雄》
ソース レスポンス
http://response.jp/issue/2008/0117/article104372_1.html